病気のことは医師しか判断できない

軽症な患者は,救急車を呼ぶな,救急外来に来るなっていいますけど,軽症か重症か,その境界は医師しか判断でません.

健康番組でも,必ず「自分で判断せず,医師に相談してください」って注釈がつきます.

週末や夜間に自分で判断できない状況になったら救急外来に行くしかないですが,この場合でも,一人住まいの人や出先の場合は,救急車を呼ぶしかないです.

重症か軽症かっていうのは,病院に行って医師が判断を下したその結果なんです.完全に結果論です.

医師でない自分や家族に判断できるはずがありません.

それでも,「軽症な人は救急車を呼ぶな,救急外来にくるな」というと,まじめな人が,家で死ぬことになるでしょう.

2 thoughts on “病気のことは医師しか判断できない”

  1. こんばんは
    まったくおっしゃるとおりで、生活保護のバッシングと同じくほんの一部の不正利用者のために本当に必要な人が使いにくくならないようにして欲しいですし、必要だと判断したら遠慮無く使うべきだと思いますね。

    1. Takahashi@JE6LVEさん,コメントありがとうございます.
      確かにとんでもない利用者もいるようですが,数的には救急医療を大きく妨げるほどではないと思います.
      それをことさら取り上げて,救急車を呼ぶなというキャンペーンをはるマスコミには困ったものです.
      生活保護に関してもそうですが,与党の多くの政治家やその提灯報道をしているマスコミには,弱者の立場に立って考えるという,幼稚園児にもある想像力が決定的に欠如していると思います.

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