浴室乾燥機のテスト

花粉の時期,天気が良くても部屋干しということになりますね.で,5年前,浴室改装の時に,浴室暖房乾燥機を付けたのですが,普段は換気にしか使っていません.付ける前は,これは良いと思ったのに,いざ付けてみると,電気代のことも気になるし,ということで,ほとんど活用してきませんでした.換気モードしか使わないので,前の数千円の換気扇のときと変わりません^^; まあ,よくある話しです.

ふと思って,家族が出払った日曜日に「実験」をしてみました.浴室は,普通のお宅より一回り大きいです(申し訳ない^^; ).そこに,ワイシャツや下着など8点ほどを干しました.普段の浴室は寒々としていて,この時期は10℃以下です.そこで,30分間乾燥をかけたところ,こんな感じになりました.

運転前
乾燥30分

浴室内の温度は上がり,電熱ストーブなどの水分を出さないヒーターで暖まるよりは湿度が上がっていて,これは,洗濯物から水分が飛んでいることが分かります.しかし,洗濯物を触って湿り気を確認したところ,30分や1時間程度の乾燥では乾きそうもありません.

次に,30分間暖房をかけました.この浴室乾燥暖房機には,入浴前暖房と入浴中暖房という2つの暖房のモードがあります.違いは,前者は,温風のみ,後者は温風を弱めて電熱線の赤外線を併用するというものです.

暖房30分間の後
暖房30分間の後

浴室内の温度は上がり,湿度が70%まであがりました.洗濯物から多くの水分が出ていることが分かります.ここで乾燥にすれば,温度が上がったまま湿度が下がるのではないかと期待して,次の30分間は乾燥モードにしました.

乾燥30分の後
乾燥30分の後

温度が少し下がり,湿度はそのままです.温度が下がれば飽和水蒸気量が少なくなりますから,浴室内の水分は少しは減ったと思われますが,期待したほどではありません.

それでは,と思い,通常の換気をかけてみました.浴室内の空気は屋外に排出されます.浴室には,洗面所を経由して玄関ホールの空気が入ります.

換気30分の後
換気30分の後

な,なんと,温度湿度ともこんなに下がりました.計算はしませんが,浴室内の水蒸気は相当排出されたことが分かります.換気扇の能力というのはバカになりませんね.

ただし,室温がこれだけ下がると,洗濯物からの蒸発は期待できません.乾燥や入浴前暖房と違って,換気だと,浴室内に風は起きませんし.

結論的なものをいうとすると,入浴前暖房と換気を繰り返すのが良さそうです.次に家族が出払ったときに,試してみたいと思います.