Slackware aarch64でいくことに (6)

性急な判断はせずに,しばらく評価を続けることにします.ただ,評価のために1TBのSSDをまるまるあてがうのはもったいないので,かつてRaspberry Pi 4 Model B (RPi4)の評価用に使用してきた500GB SSDに引っ越すことにしました.

現在このSSDはRaspberry Pi 5 Model B (RPi5)に引き継いでいます.約半分をManjaro ARM64(以下単にManjaro)に,残りの半分をRaspberry Pi OS 64bit (RPiOS)に割り振り,RPiOSはSSDからブート,Manjaroは2GBのSDカードにboot部分を書いてあり,差し込んで起動したらManjaroになるようにしています.

RPiOSでは仮想マシンを扱っていてその仮想ディスクイメージがあるのでこれ以上パーティションのサイズを小さくしたくないので,Manjaroの方を半分にすることにしました.

作業はCore i7のManjaro AMD64上で行いました.まずManajroの内容をすべてManjaro AMD64のディスク上にコピーし,Manjaroのパーティションを削除し,半分サイズでもう一度Manjaroのパーティションを作成し,残りをSlackware aarch64ように切りました.

あとはformatしてコピーです.Manjaro AMD64のディスクに一旦退避したRPiOSの内容を半分に減らしたRPiOSのパーティションに,1TBのSlackware aarch64の内容をまるまる500GB SSDの中の新しいパーティションにそれぞれコピーします.rootのコピーが終わったら,microSDカードをvfatでフォーマットして,ここにSlackware aarch64の/boot部分を書き込みます.

ここまではほとんど物を考えずにできますが,ブートするようにそれぞれの/boot/cmdline.txt/etc/fstabを書き換えるのは慎重に行う必要があります.なんか勘違いやケアレスミスをして1度でブートしないことがよくあります.

ブートがうまくいかないのは,たいていcmdline.txtroot=の間違いです. "root="が抜けていたり,その引数が間違っていたりです.

ということで,500GBのSSDをRPi5に接続して,SDカード無しでブートすると,RPiOS,SDカードその1を差し込んでブートするとManjaroに,SDカードその2を差し込んでブートするとSlackware aarch64が起動するようにそれぞれなりました.

しばらく評価を続けます.