Quadアンテナ点検

一週間くらい前に,自宅の4エレクワッドアンテナの端のエレメントが両方とも取れてしまった夢を見ました^^;

実はタワーの周辺の立木が茂ってしまい,この10年くらい両端のエレメントについては点検できていないのです.普通に降ろすとここまでが限界です.

Quad 点検

これだと,ブームの地上高はまだ8m強あり,両端のエレメントの取り付け部分の点検はできません.ということで,長いこと両端エレメントについては点検できていないのです.正夢になっては困るので点検することにしました.

どのように点検するか,いろいろ考えてみました.上からロープでぶら下がってブームを伝わって端まで行く.まあ,これは机上の空論どころか,漫画ですね^^;

次に考えたのは,はしごタワーです.8〜10mクラスのはしごを買ってきて,しっかりステーを付けて立たせる.これは実現性はありそうですが,かなりの大仕事になりそうです.しっかりしたステーが取れず,倒れでもしたら命に関わります.

最後に思いついたのは高枝切りばさみで,エレメントが引っかかりそうな枝を切るという方法です.高枝切りばさみを使ったことはないのですが,費用もそれほどではなく,転落などの心配がないので安全性も高く,現実的な方法なので,この方法にすることにしました.

ちょうど今日はもろもろ都合が良いので休暇を取ってアンテナ点検を実施することにしました.

これまで高枝切りばさみは使ったことがないので,どういうものがいいのか,見当はつきませんでしたが,竿の長さが4mで,なるべく太い枝が打てて,ノコギリも付けられる,あたりかなと想定しました.

近所のホームセンターに行ったら,手頃なのがありませんでした.そこで,有名なジョイフル本田(のたぶん本店)に行ってみました.

IMG_2750平日だというのに駐車場は大混雑でした.さいわい店内はすいていました.久しぶりに来たので,見当が付かないので,店員さんに聞いて高枝切りばさみの売り場までたどり着きました.

さすがに品揃えが多くあり,4m,25mmの枝まで打てて,ノコギリも付けられる(付属)というのがありました.アマゾンより1,000円高いのですが,今使いたいので仕方ありません.

実際に枝をうちながらアンテナを少しずつ降ろしました.20〜25mmくらいの太さの枝は上の方にもいくらでもあり,12mm, 15mmまでという半端な品を買わないで正解でした.もっと太い枝も2回ほど打つ必要があり,ノコギリも役に立ちました.ノコギリはコツが要りますね.

ここまで降ろしたのは,たぶん,4エレにして,上げて以来13年ぶりではないかと思います.

Quad 点検

ここまで降ろすと,脚立に乗って両端のエレメントの取り付け部分の点検ができます.

Quad 点検

ブームへの取り付けのボルトや,スプレッダーの取り付けねじの増し締めをしてみました.ブーム取り付けのボルトはほとんど回らないほどよく締まっていました.

ついでに給電部分のテーピングのやり直し,アンテナトラックとワイヤーの接合部分の点検などもしました.

非常に良い作りなので安心しました.

追記

スプレッダー部分は,樹脂部分の劣化があるので,増し締めしない方が良かったと思います.寿命を縮めてしまったと思います.

 

それが,「夢」に結びついたと思います.
キャッチ君Jrというものです.

中国製TCXO

あちこちで話題になっている,FT-8×7シリーズの中国製TCXOですが,円高傾向も手伝って,AliExpressで1,648円なので,ダメ元で買ってみました.

FT-817NDのこれが標準の発信器です.

中国製TCXO導入.

上が購入したTCXO.

中国製TCXO導入.

ひっくり返した形で差し込みます.

中国製TCXO導入.

とりあえず,FT-817NDは問題なく起動しました.

中国製TCXO導入.

FTDX5000MPとの鳴きあわせでは,50MHzで10Hzほどの偏差があるようです.

安定性については,調べる気はありませんが^^; ネット検索すると,オリジナルの発信器よりは多少ましな安定性はあるようです.

当たり外れもあるでしょうし,どれくらいもつかも解りませんが,とりあえず,オリジナルの発信器を取っておけば大丈夫でしょう.

久しぶりのaward

先のVP8 DXPeditionで,RTTYとコンピューター関係の責任者を務められたJH4RHF 田中さんは,世界の各地からアクティブに運用されています.

田中さん自身,または,田中さんが運用したことのある局と交信して,6大陸のQSLカードを集めると,田中さんから”WAC by JH4RHF Award”を発行してもらえます.

WAC by JH4RHF #3
WAC by JH4RHF #3

6QSOのうち,4U1VIC, VU3RWP, LU/JH4RHF, ZS6/OE1ZKCの4QSOは,田中さんご本人との交信でした.

なにかとてもうれしいです.

CQ誌2016年4月号参照.

SP DX contestは不参加

先週末は,SP DXコンテストが開催されましたが,今回は,畑仕事の疲れが残っていたことと,FT4JA, VK0EKの2大DXpeditionと重なって,落ち着かない感じもしたので,きっぱり不参加としました^^;

ここ数年,コンテストでの入賞は,このコンテストだけとなっていたので,ちょっと残念ではあるんですが.

まあ,また,来年出ます.

JAFF公式サイト

久しぶりにアマチュア無線の記事です.

DXクラスターを見ていますと,ときどき,5BFF-何番とか,VKFF-何番などの付加情報を付したDX局がスポットされていますね.

これは,WWFFというアワードの決まりに基づいて国立公園内から運用している局で,各国を代表するプリフィックス二文字+FF+4桁番号で,国立公園が番号付けされています.

日本国内の国立公園・国定公園からの運用は,JAFF-0001等のような番号を付します.

似たようなアワードのシステムで,SOTAは比較的有名かと思います.他にも歴史はもう少し古くからある灯台の近くでの運用のARLHSなどもあります

共通点としては,いずれも,それぞれの国・地域から,国立公園や山頂,灯台の決められた番号を付して運用している局と,交信した局も,運用している局もポイントが得られるというところです.

この度,JAFFでアクティブに運用されている,JA1JCF局が,JAFFのコーディネーターになられたとのことです.JCFさんが,JAFF公式サイトを開設されましたので,詳細についてはそちら参照してください.

DXクラスターなどへの情報を投稿することはspotという動詞が使用され,日本語でもそのまま「スポットする」と言われています.
日本の場合は国定公園も含む.
ただし,ARLHSは事務局の後継者がなく,6月いっぱいで終了する予定だとのことです.