箱庭遊び8: Slackware64にfcitx5-Mozcをインストール

結論から言うと,難なくインストールできました.sbopkgで,fmt, zulu-openjdk17をインストールしてから,fcitx5, fcitx5-qt, fcitx5-gtk, fcitx5-configtoolとbuild & installして,最後にfcitx5-mozcをbuild & installで動きました.

たぶん,slackbuildスクリプトのメインテナーが自分で試しているホストがSlackware64なのだと思います.対してfcitx-mozcのメインテナー(別のかた)のホストは32bitなのでしょう.いずれも他のホストについては試されてなく,インストールできない(インストールできても動かない)ことを認識されていないのだと思います.

話は遡りますが,Slacware64 15.0は,仮想マシンとしてクリーンインストールしたものです.今回の作業前のsnapshotを撮ってから,上記の作業をしました.

めでたくMozcが動くようになりましたが,かな入力への切り替えが今のところできないので,使い物になりません.Mozcの設定のダイアログをどうやっても出せません.

設定ファィルを探し出して手で編集するか,かな入力ができているManjaroからコピーするか,など試してみます.

追記(2023/09/09)

Slackware (32bit版)では,fcitx5-mozcのインストールはできません.必要なパッケージの一つがbuildできません.fcitx-mozcはインストールできます.

ローマ字入力もできなくはないですが,罰ゲームというか,拷問というか😓

箱庭遊び7: Slackware仮想マシンの実マシン化 (4)

今日一日箱庭遊びをした結果,仮想マシンから実マシンに移行したSlackware 32bitは,ぐしゃぐしゃです.Slackbuildsに,fcitx5-mozcがあることに気が付き,使いにくいfcitx(4)-mozcと入れ替えようとしましたが,なかなか難航して,結局失敗しました.キーボードの “かな” キーを押すと「Mozc(使用不可)」というメッセージがカーソルの直下に出て,実際日本語が入力できません.

fcitx(4)-mozcが動く状態まで戻すには,箱庭なので😅 もう一度仮想マシンのコピーからすればいいのですが,いまさら面白くないので,今度はSlackware64の仮想マシンを実マシンに移行してみます.

Slackware64で,fcitx(4)-mozcは使えなかったので,fcitx5-mozcならば動くのではないかという淡い期待があります.

そうか,実マシンに移行する前にsnapshotを撮った上でfcitx5-mozcのbuildを試してみて,うまく行ったら実マシンに移行してみます.

箱庭遊び6: Slackware仮想マシンの実マシン化 (3)

半分成功した状態で頓挫しました.

いろいろやりながら調べてわかったのは,ext4のFEATURE_C12という機能にまつわるインコンパチビリティーが話を複雑にしているようです.

できるようになったのは,Manjaro (AMD64)のgrubから,Slackware 32bit版を起動させることです.起動したSlackware 32bit版自身でEFIの操作やgrubのインストールはいろんなオプション試しましたができませんでした.

Manjaroのgrubからでも起動できれば成功としていいと思うのですが,Slackware 15.0がリリースされた時のkernel 5.15.19ならばブートするのですが,最新パッチの5.15.117ではブートしてくれません.ですので1/4成功でしょう.

Slackware 15.0 32bit版の仮想マシンの実マシン化はあきらめて,Debianを復元してみます.

一応なんとか動くので,しばらくSlackware 15.0 (32bit)を実マシンで動かしてみることにします.

追記

何をどうしたかわかりませんが,Slackware 15.0 (32bit)の最新kernel 5.15.117でブートするようになりました.Manjaroのgrub頼みですが,しばらくこのまま使ってみます.この追記もSlackware 15.0 の元,Firefoxから書き込んでいます.日本語入力はfcitx4 + Mozcです

いや,1/3か,1/4かも😓
fcitx5より少し不便ですが.

箱庭遊び5: Slackware仮想マシンの実マシン化 (2)

仮想ディスクイメージの中身を実マシンのパーティションにコピーするのは難なくできました.仮想ディスクイメージのマウントさえできれば,後は単にコピーするだけですから.

そして,ブートの設定ですが,まずは何も考えず,Manjaro AMD64の実マシンからchrootしてみますが,KernelがホストはAMD64, chroot先はx86 32bitなので,たぶんgrubの設定でエラーが出るに違いないです.

果たして,

grub-install /dev/sda
grub-install: error: /usr/lib/grub/x86_64-efi/modinfo.sh doesn't exist. Please specify --target or --directory.

となりました.

そこで,

grub-install /dev/sda --target i386-efi

としましたが,

Installing for i386-efi platform.
grub-install: error: unknown filesystem.

となりました.ホストのKernelやfirmwareとターゲットのもののバージョンが違うのでこうなることはある意味想定内です.

時間の無駄といえばそうですが,確認することに意義はあると思います😓

x86 32bitでブートさせるしかないです.そのためには,Slackware 32bitのインストールDVDイメージをダウンロードしてUSBメモリーに焼いて,そこからブートするしかありません.まあ,それが正攻法なんですが.

何百回とやってます😓

箱庭遊び4: Slackware仮想マシンの実機化 (1)

所詮遊びなので,場当たり的に作業してその過程や結果をメモる,で十分と思いますが,少しでも実践というか実戦に役立つよう,次は事前にテーマを決めてそれに取り組んでみます.

そこで今回のテーマは,「仮想マシンとしてでっちあげたSlackware 15.0 32bit版を第2 WS (workstation) の第2 OSのパーティション(現在はDebianがインストールしてある場所)へのインストールを試み」とします.

バックアップ的な意味合いで飼っている仮想マシンを必要に応じて実マシン化する練習です.

なぜあえて32bit版かというと,64bit版にはMozcがインストール出来ないからです.Mozcをインストールして多少のデスクワークをするところまでを目標にします.

想定される関門としては,作業をする実マシン環境がAMD64ですが,そこでx86 32bitの実マシンのブートの設定がうまくいくかです.