NAVERを批判するけどLINEに依存^^;

今回のDeNAのまとめサイト問題で,何気なく利用していたそれらのサイトが,素人に近い人を多数動員した力仕事で,大量の粗悪かつ著作権上問題のあるページを生産して,検索エンジンはもとよりニュースのポータルサイトにまで食い込ませているという現実を,初めて認識しました.

今回はDeNAだけが問題視され,他のまとめサイトについてまで疑問を呈するメディアは,少なくとも在京テレビ局にはないようです.

しかし,草の根レベルからは,もういっぽうでかなり派手にまとめサイトの運営をしているNAVERについても,具体的な事実を示した批判が多く上がっています.

Googleの検索技術が進歩した今日,まとめサイトってそもそも必要なんでしょうか.検索をする手間もめんどくさがっていては,ようやくテレビの一方的な垂れ流し情報から解放されつつあるところなのに,まとめサイトの垂れ流し情報に洗脳されることになります.

ということで,当サイトは,営利企業が運営するまとめサイト全般について,反対宣言いたします.

しかし,LINEには頼らざるを得ない事情があります^^;

基本的に何か違う(子育て女性の就労問題の番組)

昨日(2016年11月20日(日))のNHKのなんかの番組で,子育て期の女性の就労についてのいろいろな問題について取り上げていました.

「うまくいっている例」として,大手食品会社(カルビー)の子育て中の女性管理職の仕事と家庭の様子が紹介されていました.

これを見て思ったのは,

  • 子育て中は短い時間の勤務って言っているのに,残業しないだけで,定時まで働いている
  • 勤務時間が短くても成果をあげればいいというけど,成果には量的な要素もある.実際定時で帰ってさばききれない仕事は家に帰ってから行っている
  • 旦那は何もしないのか.大手メーカーの管理職よりもずっとえらい人なんでしょうか.それにしても,当然のように子供の夕食の時間に帰って来ず,全く家事・育児にタッチしていない様に見えるのに大いに違和感ある
  • こんな状態で女性の登用に成功していると威張っている会長に最大級の違和感

成功例を見たというより,日本における長時間労働のまんえんしている状況,女性の働きにくい問題の縮図を見たように思います.

しくじり先生 俺みたいになるな!!

この番組は結構面白いです.

成功者の話は面白い場合もあるけど,鼻につくこともあります.同じかそれ以上努力や工夫をしても成功しなかった人は多数いて,客観的に言えば,その差は,運・不運に過ぎないわけです.しかし,展開としては,努力・工夫で成功したことを強調します.

そして,成功者の話はさっぱり役に立たない^^;

とはいえ,この番組に出演すると言うことは,失敗してどん底にいるわけではなく,ある程度立ち直っているので,成功者には違いないんですが.

だから,話は面白いけど,やっぱり役には立たない^^;

成功・失敗というこの番組の本筋とは直接関係しませんが,昨日の放送の高橋ジョージ氏が,若い頃放火犯と間違えられ,後に真犯人逮捕後もかつて疑った人たちは,「あいつならやりかねないから」と,自己を正当化した,というエピソードは,人間の自己中心的な本性をよく現していると感じました.

普通の人から見たら十分なレベル.

NHK: 所さん!大変ですよ「リサイクル業者悲鳴!?“プルタブ取るのはやめて”」

先週のメダカの話もびっくりでしたが,その予告編を見て,「まだ,プルタブ集めやっているの」とこれまたびっくりしました.

昔リングプルが取れて捨てられて環境問題となっていました.1980年台とのことですが,1983年にオーストラリアに行ったときは,あちらの缶はすでに取れるタイプのタブではありませんでした.今時のプルタブとは違って,ちょっと開けにくくはありましたが,オーストラリアでできるのに,なんで日本でできないんだ,と日本のメーカーの怠慢に怒りを覚えたりもしました.

それはともかく,当時としても,車いすにするのが目的だったらリングプルを集めるよりは缶本体を集めたほうが良かろうと感じてはいましたが,環境問題があるので,リングプルを拾うというのもそれなりの意義はあるのかな,くらいには思いました

ネット検索をしたら,2000年台にも関連記事が結構あって,だいたい,今回の「所さん!大変ですよ」で指摘されていた問題点について考察されていものが多かったです.

プルタブだけとると,リサイクルしにくいということなので,プルタブを取る行為が環境を破壊していることになります.

ということで,もう,やめましょう.

 

でも,車いすを贈ることにも大きな意義はあるのだから,缶本体も一緒に集めたらいいのにと思いましたけど^^;

最初に枯渇する天然資源

子供のころ,科学雑誌などには20年後に石油が枯渇するってことで,未来予想図なんかがでていました.プラモデルが木になる,とかそんな子供だましの話だったと思います.

その後,大規模な油田がたくさん見つかって,少なくとも私が生きている間に石油資源が枯渇することはなさそうです.

また,最近ではレアメタルの問題もありましたが,あれは,資源の量が問題というよりは,他国での環境破壊は知ったこっちゃないという態度で,とにかく安く買おうとするからいろいろ問題が発生するわけですね.

昨夜のNHK「所さん! 大変ですよ」では,砂利の枯渇についてやってました.

リニア中央新幹線の建設にも影響が出てくるんじゃないでしょうか.

シンガポール政府の態度も,なかなか興味深い^^; まあ,買う側にも道義的責任があるとはいえ,国内での砂利の違法採掘,そして密輸を取り締まれないインドネシア政府が一義的に悪いわけです.シンガポールとしては国も,国民ものどから手が出るほど欲しい砂利を,市場価格で買っているんですから,「適正に買っている」と言い張りたくなるのは解ります

案外,文明社会の崩壊って,こんなところ(砂利不足)から始まるのかも知れない,と感じました.

合法的に買っていると主張しているのですから,不正品と知って買いたたいているわけじゃないでしょう.