Facebookがなかなか好きになれない理由の1つが次から次へと現れる詐欺(的)広告です.最近は主に2つの傾向があって,1つは高級バッグです.もう一つはApple製品です.
高級バッグに関しては,有名デパートや大手免税店の名前を出して,そこが閉店するので在庫を安売りするような文脈です.
Apple製品に関しては,ありえない低価格で紹介して,購入の手順についてはメッセージを送り受けして知らせるような形をとっているようです.
どちらも,誰が見ても詐欺(的)広告に見え,ひっかかる人は多くないと思いますが,何を目的にしているのかがよく解りません.ネット検索してもその辺の事情について書かれたものは見つかりません.
Facebookに広告を出しているから,それなりの投資はしているわけで,それが回収できるから次から次へと同じ手口の広告が出てくるのでしょう.
一番リスクが低い,クレジットカードの情報を集めて,それを転売する場合,ネット検索したところ,クレジットカードの情報は1件あたり10〜20USDくらいだそうですので,あんまりいい商売ではないかも知れません.
利益は大きくなりますが,その代わりリスクも大きくなるケースとして,手に入れたクレジットカードで情報を自分たちのグループで使って,数万〜数十万円程度のものを購入して転売して現金化することも考えられます.しかし,ニュースなどで見る限り,こういう詐欺は分業化しているので,全部自分たちでやる可能性は低いかもしれません.
裏社会に詳しいジャーナリストによる体験(潜入)レポートが期待されます.