他人に厳しく自分に甘い

今渦中の自民党議員の一人が某省の大臣時代,その省が所管する機関で情報漏えい事件がありました.

もちろん一番悪いのはハッカーですが,ずさんなパスワードを使用していた現場の職員が大臣側からの指示(圧力?)で処分されたそうです

管理責任がない一般の職員が,故意でなくそれほど重大でもない過失で処分されたのは異例で,当時同じような立場だった職員たちは憤慨したでしょう.

その議員は今回大きな疑惑というか疑獄の中心部にいますが,「職責を全うする」とか言って役職に居座るようです.

人を処分したり罰する立場にあってそれを行使したものが自分に甘くてどうするんでしょう.その議員には人気俳優の名言を捧げます.

「常に懐に辞表を」

大泉洋(水曜どうでしょう)
その筋からの情報では「どうしても処分しろ」とのお達しがあったらしいです.
破られるパスワードを使用していたら重過失なんてことになったら,日本中大騒ぎです.

「自己責任論者は “他者の自己責任” のみ追求し,自己の責任を追求されると逃げる」新たな事例

標記のちょっと長い “法則” ですが,今回の大阪万博の責任のなすり合いが非常にわかりやすい事例なので,記録しておきます.

特筆すべきは,自己責任論者の集団の一人の責任が追求されると,他の集団やその集団に属する人に責任転嫁するばかりではなく,逃げ場に窮すると自分の集団の他者をも責めるという,人としてどうなのということを平気ですることです.特に本法則の顕著な事例として永久に語り継ぐに値すると思います.

マリアージュ

そういえば,最近というかここ数年気になる言葉の一つに「マリアージュ」があります.元はフランス語で意味は「結婚」であってそれ以上でもそれ以下でもないと理解しています.

外来語でそもそも日本語に対応する言葉がない場合や,意味の範囲がかなり違う場合は,敢えて日本語にしないでカタカナ書きしても仕方ないかなと思いますが,ほとんど概念が一致する言葉があるのに敢えてカタカナ書きする必要があるんでしょうか.

知らんけど.

クルバジェ

どこで聞いたのか,「クルバジェ」という言葉が頭から離れません.

ネットで調べると,コニャックのブランドの一つで,現在はサントリーの子会社が持っているらしいですね.つづりは, “Courvoisier” のようです.

若い頃フランス語を少し学んだんですが,最初の2音節の発音はともかく,最後の音節の発音は「ジェ」でなくて「ジエ」となるはずで,「エ」を小さい字で表記するのはまずいですね.

ちなみに第2音節にアクセントがないから「ボワ」でなくて「バ」と表記することがあるのだと思いますが,フランス語は英語ほどアクセントの有り無しで強弱がつかないので,「クルボワジエ」が一番無難な表記と思います.

知らんけど.

特に英語経由の場合.

「誤解を招いたのであれば申し訳ない」

亜種として「迷惑をかけたならば申し訳ない」「不快な思いをさせたなら申し訳ない」など,あるようですが,面白いのでつい使いたくなる表現です.

これらの言葉は政治家という公人が,記者会見や場合によっては国会など公的な場で使うわけですから,民間人が使うのは当然問題ないはずです.

学校で先生に叱られたり,職場で上司に責められたらドシドシ使いましょう.