MacBookもそれなりに使えたり使えなかったり

わが人生で結果として最悪のパソコン選びとなってしまった,Intel Macの最後のMacbookですが,最近諸々の事情があって夏の間はメインWSとなっています.

もう廃棄寸前の17インチ1280×1024の液晶モニターを繋いでみたところ,案外使えます.

ただ,最近復活した箱庭遊び(仮想マシン遊び)では,CPUが自然空冷のCore i7-7Y75 Kaby Lakeという非力な2-core 4-threadのためちょっと頑張るとすぐにクロックが下がりかなりストレスになります.

Macbook Retina 12-inch 2017, Core i7+16GB RAM+512GB SSDなどと,ほぼ全部盛りなのにCore i7-7Y75 Kaby Lakeのパフォーマンスが悪すぎ.

箱庭遊び

ホスティングサービスなどでは仮想マシンは実用的な技術ですが,個人では作っては崩しを繰り返す箱庭遊びみたいなもんです.それでも実マシンから仮想マシンへ,あるいはその反対方向へ,またはKVM/QEMUからVMWareといった具合に違うシステムのホストの間で,と移転させるのには若干のノウハウが必要です.

時々思い出しては遊びますが,じきに飽きます.

しかし今回実マシンを破壊してしまって仮想マシンから “復元” することになりました.その際1年間のブランクのため,無駄な試行錯誤が必要でした.

これからは時々は箱庭遊びをして勘所を忘れないようにしたいと思います.

定期的に実マシンを仮想マシンに移転するのがバックアップの意義があって良さそうですが,新しく移転したら “かわいがってきた” 古い仮想マシンを未練なく消せるのか,という問題もあってちょっと考えなければなりません.

最終的には実マシンのbackupから本当の復元ができました.
仮想マシンの仮想ディスクは数十GBの実ディスク容量を専有しますから,無制限には残せません.

Debian実マシンをぶっ壊す (4) 実マシンも復旧

仮想マシンの仮想ディスクからの復旧に続き,実マシンからの復旧も成功しました.ただし,若干の紆余曲折がありました.

一年前のDebian Bullseyeのバックアップに最新のManjaroからchrootしてもgrub-install /dev/sda でエラーが出てしまいます.エラーはネットで調べればよく出てくる,

grub-install: error: unknown filesystem.

というやつです.ターゲットのkernelやfirmwareが古すぎるのが原因のようです.手っ取り早い解決策としては,ターゲットのDebianを先にbookwormにupgradeすればよさそうです.

このupgrade作業は幸いなことに,ターゲットのDebian bullseyeから可能でした.

bookwormにupgradeできたら,あとはgrub-installgrub-mkconfigで完了です.

教訓

まめにbuckupを取ろう.

マウントしてchrootした先.
元のマシンのkernelやfirwareが新しすぎる,とも言えます.

Debian実マシンをぶっ壊す (3) いちおう復旧

もとの実マシンでなく仮想マシンから持ってきたので,厳密な意味での “復旧” ではありません.しかし,Debianの実マシンが復活したので,広い意味での復旧ということにします

結局最終的に成功したのは,Manjaroの実マシンにDebianのパーティションを適当な場所(たとえば/mnt/hd)にマウントして,

root #mount --types proc /proc /mnt/hd/proc
root #mount --rbind /sys /mnt/hd/sys
root #mount --make-rslave /mnt/hd/sys
root #mount --rbind /dev /mnt/hd/dev
root #mount --make-rslave /mnt/hd/dev
root #mount --bind /run /mnt/hd/run
root #mount --make-slave /mnt/hd/run 

という具合にお膳立てしてから,

root #chroot /mnt/hd /bin/bash
root #source /etc/profile
root #export PS1="(chroot) ${PS1}"

として,さらにDebian実マシン用のEFIにしている/dev/sda1を/boot/efiにマウントしてから,UEFI+Grub2の手順にしたがって,EFIとGrubをインストールしました.

一年前の実マシンのバックアップからの復旧も試してみます.

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利用した仮想マシンはもともと実マシンのクローンとして作成したので “復元” に近いといえます.