届いたRaspberry Pi 5 Model B (RPi5) について,ソフトウエアコンパチだろうとこれまでRPi4で構築して動かしてきた環境をそのまま試しました.
最初はmicroSDカードに普通にインストールしたRaspberry Pi OSです.デスクトップはdefaultのPIXELです.これは全く問題なく動きました.
つぎに,USB接続のSSDにインストールしてあるRaspberry Pi OSを試しました.こちらはデスクトップをKDE Plasmaにしています.CUIは起動しますが,sddmが立ち上がりません.CUIでコンソールにログインして,sddmを再起動したりしましたがだめです.xdmが使えるかどうか後で試してみます.
さらに,Manjaro ARM64も試しました.こちらはmicroSDに/bootを書き込んであり,ルートドライブはSSDのパーティションを使っています.こちらはブートさえしてくれませんでした.どうも使用しているモニターの省エネ機能が災いして,起動時のメッセージがうまい具合に表示されないのですが,何回か試して表示されました.
中程に,
The installed operating system (OS) does not indicate support for Raspberry Pi 5
とあり,やはりKernelやfirmwareがRPi5に対応していないようです.いちおうこのメッセージに示された選択肢に従い,config.txtに,
os_check=0
を書き込んでみましたが,ブートしませんでした.
まとめ
2024年1月6日(土)現在,Raspberry Pi 5 Model Bで動作確認した結果は以下のとおりです.
動く
- Paspberry Pi OS + PIXEL (defaultのGUI)
動かない
- Raspberry Pi OS + KDE Plasma Desktop
- Manjaro ARM64 (KDE Plasma Desktop)
Raspberry Pi OSの方は,CUIは動きますがKDE Plasma Desktop標準のsddmが機能しません.xdmに差し替えてもNGでした.
Manjaro ARM64はCUIがブートしないので,他のdesktopを使用しても動く可能性は低いです.