本気で地方を再生するには遷都しかないでしょう

心ある評論家たちは,「政府の財政出動による景気浮揚策の効果は限定的」とか,「ほとんど効果がない」と,もうここ20年くらい言い続けていると思うのですが,選挙の前になると,新政権に期待する”人々の声”として「景気浮揚」ばかりマスコミが取り上げるから,選挙民も,景気浮揚に関して調子の良いことばかり言う政党に投票してしまう,と言う構図が続いているように思います.

「景気,景気」,つまり「カネ,カネ」って言うから,弱者への思いやりがない冷たい政治になり,社会になるんですよね.

選挙公約として景気浮揚を言うのは禁止にすれば良いと思います.実際,できないし.

それから,現政権は「地方創生」とかいってますが,今の中央集権ではどう逆立ちしたって地方の経済がよくなるわけないです.中央集権と言うより,資本主義というか貨幣経済というか,とにかく経済の成長は人口の都市集中を加速するのが,古今東西の真実です.

有史以来,人口が集中しすぎて,インフラ整備が追いつかなかったり,自然災害で廃れた都市はいくつかありますし,また,毛沢東の大躍進政策や文化大革命,それにならったポルポト政権のような非人道的な方法で人口を逆流させて,結局失敗した例はいくつかありますが,そうでなくて,経済成長につれて,いい形で人口が都市から地方に流れた事例が1つでもあれば知りたいです.

そう考えたら,首都移転しかないです.それも一度捨てた首都は二度と首都にしないということにして,50年くらいごとに遷都しましょう.日本全国まんべんなく回るようにして.

政治家たちにとって,東京の居心地が良すぎるんでしょうね.

子供の痛ましい事故等に心が痛む

うちは三人子供を育てましたが,一番下が大学生になってしまった今では,もっぱら昔の写真を見て子供のかわいかった頃を振り返って,慰めにしています^^;

男の子はまあ,幼稚園の年中くらいまででしょうか,賞味期限は^^; 女の子は小学校の低学年くらいまではかわいいです.ただし,よその子は同年代でもちっともかわいくないんですが^^;;

そうやって懐古して現実逃避している訳ですが,子供たちの小さくてかわいかった頃を懐かしんでいると,ふと,幼い子供が巻き込まれた痛ましい事故や事件,海外の子供たちの悲惨な状況などが思い出されてしまい,かえって心が痛んでしまうことがあります.

中でも,一番辛いのは,小さい子供が転んで割り箸が口から脳に刺さって,救急医がそれを見つけられず,その子は翌日かなんかに亡くなった事故を思い出すことです.なぜか,次男が二歳くらいのある写真を見るたびにその事故を思い出します.完全に頭の中で関連づけられてしまっているようです.あの頃の次男がもし,そんな事故にあい,しかも,医師が見過ごして亡くなるようなことが起きていたら,たぶん生きる希望をなくしていたかもしれません.

そういうことを事件が報じられた頃,当該の写真を見ながら何度か思ったんでしょうね.

それから,最近,バングラデシュの児童労働の実態のドキュメンタリーと,イスラム国の少女の人身売買のニュースを見て,また,心を痛めています.

金持ちの世論誘導に気をつけよう

経済アナリスト森永卓郎さん2014年10月24日NHKラジオ ラジオあさいちばん ビジネス展望「ピケティ教授の『21世紀の資本論』を考える」から(要旨)

「高額所得者の税率を高くすると,国外に逃げ出す人が多くなるという人がいるが,実際にはそういう人はほとんどいない.高額所得者や資産家たちが巧みに世論を誘導しているだけだ」

ほど遠い観光立国

観光立国にするには,観光に関するいろいろな法令や制度,商習慣を世界標準に準拠させていくべきです.

  • 博物館・美術館・資料館など,「フラッシュを使用しなければ撮影可」を標準にすべし
  • ホテルや旅館の宿泊料金を,一人あたりでなく,一部屋あたりにすべし