金利を上げても下げても日本経済は立ちゆかないらしい

日本の経済はもはや完全に死に体のようですね.

どこかのSNSに,「日本は教育を受けていても,薬物に手を出さなくても貧困に陥る,先進国では珍しい国」という趣旨のことが書かれていたようです(あとで「元」を見つけたら引用します).

もうずいぶん前から日本は先進国ではないと思ってます.経済が良かった頃に,労働者と消費者の権利保護が西欧先進国並みになされなかったから,質的には一度も先進国にはなったことがないとも言えます.

国づくりは人づくりですから,少子化対策と,高等教育の充実(特に大学院生の支援)を最重要政策として,前例やヘンな固定観念に縛られないで徹底して行うべきです.

今からでは遅い気もしますが,遅くてもはじめるのと,指をくわえて墜ちていくのを眺めているのでは違うと思います.

高校の教育でなくて,大学以上の教育.

金がないのに大盤振る舞いか

各党の参院選の公約が出そろったようです.

威勢の良い与党や与党にすり寄りたがっている勢力が,防衛費はGDPの2%と明言したり暗にいったりしていますが,GDPの2%って具体的にいくらか解っていない人は多いと思います.一種の詭弁ですね.国家予算の2%ではないですよ.

ここしばらくの間日本の国家予算(一般会計の方)は100兆円ほどで,GDPはずっと500兆円台です.ですから,今のシーリング(=天井),GDPの1%は5兆円で,2%になれば10兆円になります.支出の内訳の多くはアメリカから役に立つか立たないか解らないバカ高い兵器を言い値で買うのに使われます.先払いで,品物が納入されないことも過去にしばしばありました.誰が見てもこっちはいいカモで,あっちはボッタクリです.

医療,福祉,教育,少子化対策の拡充には,財源がないと渋るどころか削る一方なのに,ボッタクリにさらに払う5兆円はどこから出てくるのでしょう.大企業でもなく,多くはサラリーマンの給料からでしょうね.

この参院選で与党が圧勝して,あとは憲法も消費税も好き放題いじれます.

自衛隊につぎ込む金を増やして好戦的な国になって,かえって周辺のならず者国家を刺激して,しないで良い戦争に巻き込まれなけりゃいいんですが.

生きている間に,日本がどこまで墜ちることになるのか.私よりさらにあとの人たちが気の毒で仕方ありません.

そもそも日本のGDPがいくらか知らない人.
まさか自分が生きているうちに国防軍に昇格するとは思いませんが.まあ,英語で言えば自衛隊も国防軍も本質的に同じですけど😓

独裁者一人の命と数万人の人々の命,数億人の人々の生活

タイトルのまんまなんですが,頭のおかしい独裁者を排除できないものでしょうか.

国のトップの頭がおかしくなっても,大したことができないように権力を集中させないというのが,それぞれの国の選挙民の最重要な使命でしょう.

国民に事実上自由で公正な選挙の権利がないような国々ではどうしようもないともいえ,そういう国々で自由のために戦っている人々の苦難は計り知れません.そういう意味では,投票行動で権力者にノーという機会があるのは幸せかもしれません.

日本消滅 2

厚生労働省が昨日発表した,2021年の合計特殊出生率は,1.30だそうです.これは,2017年の厚生労働省傘下の国立社会保障・人口問題研究所の報告書の中位推定の1.44,低位推定の1.25の中間からさらに低位推定に近づきました.

今だけ,一部の人だけ良ければいいという政治が一刻も早く終わることを願います.