確率 ~2~

どんなに対策をしても感染リスクはゼロにはならない.これが真実です.

ではどのくらい感染リスクが下がっているかに関連して,興味深いデータが発表されました.

今シーズンの手足口病の患者数が昨年同期の1/100だそうで,プール熱などこの時期に流行る感染症も大幅に少なくなり,この10年間で最小だそうです.

この患者数の比較から,接触機会がどれだけ減っているかは,素人じゃとてもじゃないけど導き出せません.京大の西浦教授のような専門家がいろいろやってようやく出てくるのだと思います.

それにしても,明らかに接触機会が大幅に減っているのだと言うことが解ります.

せっかく接触機会がこのように減っても,GoToトラベルで,人数が増えたのでは,感染リスクは高まるわけで,この時期の施行は,天下の大愚策だと思います.

そもそも “Go to travel”って英語的におかしくないか

英語に通じてる人たちが既にいろいろ解説しているようですね😓

確率

なんか,テレビのワイドショーを見てると,コメンテーターとかが,「マスクをすれば感染を防げる」っていい放ってますが,これはとんでもない話です.

もちろん,医療用のマスクならばかなり防げるでしょうけど,市販の不織布マスクでは,「マスクをした人の飛沫が飛ぶのを高い確率で防げる」であって,空中に飛散しているマイクロ飛沫(エアゾル)などの吸入を防げる確率は低いです.

また,医療用のマスクだって100%防げるわけではありません.

ましてやあごも隠れない布マスクでは😓

どうすれば,自分から飛ばす,自分が吸い込む,粘膜に届く確率を減らすかが重要です.反対の言い方をすればどんな対策をとっても感染する確率がゼロにはなりませんから,「感染した人=対策をしてない人」という決めつけはいけません.

なぜ,メディア,というか特にテレビでは,確率でものをかたらないのか.確率も解らないようなバカが見ているから,と考えて番組作っているんでしょう.

場面場面で感染させるされる確率を下げるか考えて生活したいと思います.

カップアイスを真ん中から食べる愚

何年か前に,中条あやみが,高級アイスのCMで,カップの縁付近の部分が溶け始めたところを食べると美味しいって言ってました(別人のナレーターが言っていたのかも知れませんが).私など買ったことのないバカ高い高級アイスですが,その食べ方は正道だと思います.

カップアイスを食べ始めたら必ず縁に近い部分から溶け始めます.そしてその溶けかけが実際うまいのです.この食べ方ならば周囲から良い具合に溶けたところを食べ続けて,最後まで食べ終えることができます.正道,いや王道です.

それに比べて,某朝ドラ(朝の連続テレビ小説)主演を勤めた広○す□゛の出演している庶民的カップアイスのCMですが,あろうことか,中心部から食べるという邪道を行っています.

真ん中の溶けていない,かたい部分を先に食べる,つまり溶けかけてない部分がうまいという人は,必然的に溶けた部分は不味いと考えているわけで,最後に周辺の大量のべちゃべちゃ溶けた不味い部分を食べて終わるか,食べずに残して捨てるかということになり,これ以上の不幸はありません.

「デモ隊が暴徒化」やめるべき

NHKで以前,特にヨーロッパでは,国際会議などが行われて,会場周辺でデモが起こると,それに最初から暴力をふるうのが目的の人々が紛れ込んできて暴動を起こし,それが大きな問題だと報道していました.

しかし,自分で報道したことも忘れてその後も,「デモ隊が暴徒化」という観念的な表現を客観的であるべき報道の中で使用し続け,デモは悪であるという印象付を反復し続けています.

今回のアメリカのデモと暴動・略奪についても,暴動を扇動していたのは反ファシズムの団体を偽装した,白人至上主義の団体だということをアメリカのメディアが報じています

また,本日の夕方,NHKのインタビューに答えたニューヨーク在住の作曲家・ピアニストの宮嶋みぎわさんも,暴力・略奪を働いているのは州外等から来ている窃盗団が中心だとかたっていました.

もう,いい加減,「デモ隊が暴徒化」という観念的な表現による印象操作をやめるべきでしょう.

2020年6月8日(月)

面白いだけに残念なクビ発言

たまたま初回から見ている,テレビ東京系の「行列の女神〜らーめん才遊記〜」ですが,けっこう気に入ってます.黒島結菜のあの空回りする元気さが鼻につくという人もいると思いますが,あの芸風がこのドラマにはぴったりはまっていると私は思っています.

ラーメン作りばかりでなく,いつもいろんなことを考え尽くしている鈴木京香演じるところの芹澤社長もいいんですが,唯一気に入らないのは,ことあるごとに新入社員の汐見ゆとり(黒島)に,「クビ」と言うところです.

まあ早い話がパワハラなんです.裏の裏まで考え抜いている社長が,軽々しくクビにすることに言及するっていうところが,全く理解不能です.

テレビ業界では,「クビだ」っていうことが日常的に使われる軽い言葉なんでしょうか.汐見の出自やキャラクターが特別なので,それに合わせて特別な社員教育をしているつもりなのだろうとは思いますが,もう少し他のやり方があると思います.

ただでさえ,日本では労働者が軽く見られているのに,それを是認・助長するような脚本は残念です.

あれさえなければ,このドラマは,近年のドラマでは,「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」を抜いて最高に評価したいところでした.

2020年5月26日追記

昨夜の放送,6杯目(第6回)では,いちども「クビ」という言葉が出なくて良かったです.

むしろ,ラーメン店主の生きがいにまで関わろうって言うコンサルタントが,安易に口にすべき言葉ではない,と思いを強くした回でした.