昨日,Wowow製作の “Railway Story ウクライナ周遊2000キロ” のPart 1 (2部構成)の後半部分だけたまたま見ました.製作の年月が解りませんが,初回放送が2012年だったようなので,撮影はその1〜2年前だったでしょう.
映像にはのどかな田園風景,西欧や日本ほど人も多くなく,きらびやかではない落ち着いた雰囲気の観光地の様子が映っています.またカメラを向けられた,たまたま取材陣と列車に乗り合わせた旅人たちもウクライナ国内の人が多いです.平和の中で穏やかに暮らしていることが感じ取れます.
小さい子も,大人も写る毎にこの子・この人たちは,今無事に暮らしているだろうかと案じられます.
平和で美しい町や田園の映像を見るほど,現在ニュース映像で見る破壊し尽くされた町の様子や平和な日常を奪われた人々の様子との違いに心が痛みます.
Part 1はウクライナ東部のポルタバで終わります.ここは,ウクライナの悲劇の地であり,2012年当時はモスクワ行きの国際列車が運行されるなど鉄道の要衝です.
次週放送予定のPart 2はクリミア半島へ向かうそうです.録画予約しました.
ロシアがクリミアを併合したのがこの番組の初回放送のわずか2年後の2014年,そしてその8年後にロシアはウクライナ全土を戦場にしました.
チバテレ.