ブラッシュアップライフ (4)

昨夜の第8回を今朝見ました.

たしかに麻美(安藤サクラ)やまりりん(水川あさみ)の他に人生をやり直している人がいるだろうという予想は当たりましたが,そういうこて先の話だけではなくて,全体の印象は期待を大きく上回りました.

だいたいの驚きや感動のポイントはあちこちのSNSやBLOGやまとめサイトにあると思うので省略しますが,本当のヒーローは麻美ではなくてまりりんで,麻美はその生き方に共感してせっかく宿願の人間に生まれ変わることができるという来世を捨てて最後の5回目の人生を送る決意をしたところがなんとも良いですね.

ちなみに,受付係のバカリズムに老若男女何人か写っている写真を見せられた麻美が「どの人ですか」と問うとバカリズムが「これはフリー素材でどの人ということではなく,イメージです」との趣旨の回答をするところがまた何ともバカリズムらしいと感心しました.

むちゃくちゃな話なので,あちこちつじつまが合わないところがあってたいていのところは気にしませんが,一番大きな疑問で自分としては放置できないのは,「一周多く人生を送っているまりりんが最初の1周目で一緒に生きた麻美はどの麻美」というものです.

街でバッタリ遭遇した1周目の人生で市役所の後輩であった河口美奈子(三浦透子)はその説明のために再登場したのかも知れません.彼女は「麻美が途中で市役所にいなかったので人生を繰り返していると思った」との趣旨のことを語っています.つまり,人生を繰り返していない人は,何度目の人生で出会っても1周目と同じ生き方をするということのようです.

SF的コメディーから感動の友情物語の様相を呈してきましたが,(たぶん)残り2回が楽しみです.

2023年2月26日(日)夜.
あるいは「それぞれの周で出会う人たちは同じ人たちなのか?」

ブラッシュアップライフ (3)

日曜夜放送された第7回を見ました.麻美(安藤サクラ)の人生4周目は医師で研究者になりました.3周目の人生で制作したドラマ「ブラッシュアップライフ」の番組スタッフのダメ出しが大いに効いて奮起した結果です.

今回面白かったのは,妹の遙(志田未来)が,「(人生)何周目?」とちらっと言ったところでした.このときは麻美は聞き流して,遙もしつこく聞くことはしませんでした.

そして4周目の人生では,第3回でいかにも謎の女としてちらっと出演した水川あさみが,第3周まで仲良しだった2人(木南晴夏と夏帆)と代わって親友となりました

次回の予告編でまりりんは麻美に人生何週目と問いました.次回ほとんどの人たちが人生を何周かやり直しているんだと言うことが解るんじゃないかと思います.

しかし,バカリズムのことですから,さらに面白い仕掛けをしてくるのではないかと期待しています.

2023年2月19日22:30〜.
録画を確認したところ役名も “謎の女” でした.
優等生のまりりん(宇野真理).
記憶は定かではないのですが第7回本編の最後で聞いたようです.録画を調べれば良いのですが,しません😓

ブラッシュアップライフ(2)

バカリズムの脚本によるドラマその後も見てます.直近の放送は第6回で全10回とするとそのうちの半分を越したことになります.

同じ人が人生をやり直すと言う設定のドラマで人生の4周目が始まりました.

最初の人生では市役所の職員,2周目の人生では勉強の要領がわかって薬剤師になり,3周目の人生では少し気が緩んで成績は2周目より落ちて,テレビ局の社員になりました.4周目はまだ小学生です.

3周目ではさすがにネタが尽きて,自分の知ってるテレビの世界に話を持ってくるなんてバカリズムもたいしたことないなぁと思っていましたが,とんでもない誤解でした.テレビ局のプロデューサーとして自分が今実体験している「人生をやり直す」のをドラマにするというアクロバットに出ました.そのドラマは題も同じ「ブラッシュアップライフ」です.劇中劇が元の劇と同じコンセプトの話でしかも題も同じと言う非常にややこしい展開です.

その3周目の終わりは見ているほうからもかなり唐突で,安藤サクラ演じる主人公近藤麻美もかなりイライラして死後の世界の受付係であるバカリズムに相対します.たぶん,次あたりイライラが爆発して例の予備のワイシャツの出番になるのだなあと想像できます.

3周目では主人公が実体験している「人生をやり直す」ドラマについて番組のスタッフたちにかなり激しくダメ出しをされ,そのことで4周目は今までとはずいぶん違う人生になりかけていてこれまた今後の展開が楽しみです.

つまり間接的に自分の人生のやり直しにダメ出しをされたことになります.ここがバカリズムが仕掛けたテレビ局員になった理由だと思います.
たとえば3周目まで幼なじみでそのまま親友になった,門倉夏希(夏帆),米川美穂(木南晴夏)たちとの関係が小学生の時点でかなり疎くなってしまいました.

超人間要塞ヒロシ戦記

NHKの「夜ドラ」の新シリーズです.第1回を見たら驚きました.この世の中で一番うまい料理と考えている珍来のニラレバを出す「珍来千現店」がいきなり出現したではありませんか.画面のスクリーンショットは著作権上の問題を回避するため掲載しませんが,このStreet Viewのアングルとほぼ同じカットがありました(看板は画像処理で変えていますが,色合いは同じ😓).

また,第2回では厨房から職員の更衣室まで入っていきました.一介の客としては当然一度も立ち入ったことはなく,興味深いものでした.

正直なところストーリーはあんまり好きな系統ではありません.配役も山之内すず以外はあまり興味ないです.ということで,いったことがある場所が出てこないかだけを追って今後も録画する予定です.

パパラギ

昨年12月18日(2022年12月18日(日))の千葉テレビ浅草お茶の間寄席はなかなか強烈でした。

前年の11月に互いに兄弟弟子だった川柳川柳と三遊亭圓丈が亡くなって、その1周忌に因んだ演目を圓丈の弟子の天どんと白鳥が演じました。

天どんは川柳と圓丈のあったかなかったかわからない(多分なかったでしょうけど)どっちが先に死ぬかってやりあったばかばかしいエピソードでしたが面白かったです。その中で時々天どん自身の兄弟子の白鳥のことを頭がイカレてるって紹介してましたが、これは後半の演者白鳥の紹介としてはなかなか的確でした。

その白鳥はパパラギと言う圓丈の作った新作落語を演じました。途中でサモアの酋長を想定したハワイアンのダンサーのような姿になりました。高座で羽織は脱ぎますが、着物まで脱いだ落語家は初めて見ました(もとの圓丈もそうだったんでしょうけど)。なかなか強烈なネタで、天どんのいうように頭がイカれてないと演じられなかったと思います.