Gentoo RPi (7) 遅さの原因

根本的な原因は,CPUそのものの性能でしょうね.それはしょうがないです.

これまで4GB RAMのRaspberry Pi 4 Model Bでやってきました.CPUが4つあるので,makeのオプションを-j8としたいところですが,メモリーの制約があるからむやみに増やすなとどこかに書いてあったので,-j6にしました.ところが,-j6でも,rustとかspidermonkeyのような頭のおかしい高度なパッケージでは,しばしばswapを1〜2GBも使います.これは重大な足引っぱりです.

そこで,Slackware ARMで使用している8GB RAMのものと本体の交換をしました.Slackware ARMのほうはそんなに頭のいかれた高度なソフトをしばしば激しくbuildすることもないので4GBでもいいのですが,新しく買った8GBのRPi4本体は,WSとして使えないと結論してから使用目的がなくなり,高いほうを使わないのはもったいないので交換しておいたのです.

ということで,Gentoo ARM64は,8GBのRPi4で遊ぶことにしました.たぶん,swapを使って速度の足かせになる頻度は大きく減ると思います.

Gentoo RPi (6) あれもない,これもない

そもそも,Raspberry Pi 4にGentooをインストールしようと決断するに至る決め手は,Gentoo WikiのRPi 4のページに,何でもできる,と書いてあったことです.

しかし,まだGUIのインストールもできていない段階で,普段使うツール類の整備をしていますが,一番好きなエディターJoeがない.Mac miniからLinux WS/サーバーにファイルを送り受けするのに常用するNetatalkがない(代わりのSambaはあります).Avahiはあるけどnss-mdnsはない(あるけどstableではない).

ないものはソースから自分でbuildすることにします.その場合のインストール先は/optで良いのかな.

このないものづくしの状態で,果てしない時間をかけてGUIのbuildをすべきか迷います.

ですが,迷っている間にもbuildさせようということで,emerge plasmaをかけました.やめる決心をしたら,SSDを消せば良いだけです(否,消さないで次の使い回しに取っておけばよい).

170パッケージのbuildingは,はたしていつ終わるんでしょう.

メモ

cmdline.txtにて,ルートドライブをUUIDまたはPARTUUIDで記述する場合,(ダブル)コーテーションを付けてはNG(/etc/fstabでは問題ない).

Gentoo RPi (3) ブートします

ブートしなくなったのにはいろいろ複雑な原因が絡んでいるようです.

ひとつは,USB-SSDドライブに供給する電流の不足と思われます.ぎりぎり足りたり足りなかったりするので,USB2なら虹まで進むのにUSB3では虹まで進まないのでしょう.

電流問題を避けるためSDカードからブートさせてみようと,手持ちの32GB SDカードに,SSDの内容を移して,cmdline.txtと/etc/fstabのディスクの既述をPARTUUIDにして起動させたら,あっさり起動しました.何もしてないのに壊れたのは,筆者のせいではなかったようです.

USB-SSDドライブについても,cmdline.txtの内容を見直して,elevationなんとかと,fsckなんとかを外して,Slackware ARMのものとほぼ同じ内容にしてみたところ,起動するようになりました(ただし,USB2か,USB3の上のポートのみOK).

しかし,rootでログインして,一晩そのままアイドル状態にしておいたところ,途中でUSBドライブがディスコネクトされて,朝には正常動作しなくなっていました.

USBドライブを使うには,外部電源式のUSB-HUBを間に入れるしかなさそうです.

Gentoo RPi (2) 何もしてないのに壊れた

なんということでしょう.rootでログインできるようになったのもつかの間,ブートしなくなりました.

これまでどおりSSDをUSB3ポートにつなぐと,firmwareを見つけられないようで,四角い虹まで進みません.

USB2ポートにつなぐと,虹の四角まで行きますが,そこから先に進みません.

何もしてないのに壊れた😓」

もう一度最初からやり直します.今度は,GPTでなくてMBRにします😓