なんとも不可解なIPv6

なんとも不可解

IPv6のルーティングについては,なんとも不可解である.以下の話は,参考リンクに挙げた,Andyさんの,On Going Struggleの記事による(一部自分で確認して情報を追加).

Stateless Address Auto-Configuration (SLAAC)

Linux Kernelが,ルーターモードでないと判断したら,SLAACが効いて,IPアドレス(IPv6のアドレス.以後も断りなければIPv6限定の話)の取得とルーティングを行うが,ルーターモードになると,SLAACは無効になって,各インターフェースのIPアドレスとルートを手動で設定しなおす必要が出てくる.

では,どのようにルーターモードであるか判断するかというと,/proc/sys/net/ipv6/conf/all/forwardingが1の時,つまり,

echo 1 > /proc/sys/net/ipv6/conf/all/forwarding

が実行されるとルーターモードになる.このコマンドを実行したら,各インターフェースのIPアドレスとルートを手動で設定しなければならない.

ルーターでもSLAAC

ただし,Linux Kernel 2.6.37以降では,ルーターモードでもSLAACを活かすことができるということである.そのためには,

echo 2 > /proc/sys/net/ipv6/conf/<IF name>/accept_ra

とするということである.本来はバイナリーなのに”2″を書き込む.

<IF name>は”all”では効果がなく,それぞれのインターフェースごとに行う必要があるようだ.

参考ページ

Andyさんの,”The Ongoing Struggle”から,

Ubuntu 〜compizが重い (2)〜

どうも,KVMのみで重いようです.

なぜ,KVMでUbuntuを動かす必要があるかといえば,さすがにSCIM + Anthyによる日本語の入力に疲れたからです^^; Mozcならば,まとまった日本語を打つのに十分耐えます.かといって,SlackwareにMozcをインストールするのはなかなかハードルが高いです

せっかくKVMが動いているんだから,その中で日本語のWS環境を整えれば良いわけで,Ubuntuをインストールしてみました.インストールも簡単だし.

しかし,どうもUbuntuとKVMの相性(たぶんグラフィック)が良くなくて,重くて実用になりません.VMWareではさくさく動きます.

いっぽう,Gentooは,Kernelを自分でbuildできる関係で,グラフィックはVirtioを選択することができて,KVMでもさくさく動きます.そもとも,compiz使ってないし.

その後の調査で^^; どうも私にはUbuntuのUIが使いにくくてしょうがないことがわかりました.長年KDEを使ってきたことによる,単なる慣れの問題なのかもしれませんが,compizが重いという問題もあるので敢えてUbuntuを使う理由もないかなぁと思います

ということで,日本語環境は,Gentooに決定ということにしました.Slackwareがホストで,日本語WSであるguest OSがGentooとは,なかなかオタッキーな組み合わせではないかと思います.

以上すべて当社調べです

SlackwareにKVMをインストールするよりは楽な気もしないでもないですが,やる気が出ません^^;
Ubuntuは,Virtioをグラフィックに選ぶとインストールDVDが機能してくれません
Ubuntuには,インストールが簡単で,その後のパッケージ管理も楽という大きなメリットはありますが.
いちいち「当社調べ」って書かなくても,当サイトの情報はいつも当社調べですので,苦情などを他のサイトに書かないように.

Virt-manager 1.3.2 is not compatible to GTK+-3.18.x

悩みました.適当にあちこちupdate, upgradeしていたら,いつの間にかvirt-managerでコンソールが表示されなくなりました.–debugオプションを付けて立ち上げて,コンソールを開くと,

TypeError: argument allocation: Expected Gdk.Rectangle, but got gi.repository.cairo.RectangleInt

というエラーが連続して出ます.上記をネット検索して,次から次へと見て,それらしいのを試してみたら,ようやく解りました.

GTK+3の3.18.xではだめで,3.16.xにすればオーケーです.GTKのdowngradeのあとで,spice-gtkのrebuildが必要です.

以上,あくまで当社調べです.

KVMのコンソールを壊したもよう

Firefoxの日本語入力ができなくなったのは,いろいろやった結果,GTK_IM_MODULEの設定をximにするなどして復活しました.

しかし,ThunderbirdはOKでFirefoxだけNGだったというのがよく解らず,GTK周りを壊したのかと,glib, gtk+-2, gtk+-3, pangoなどをアップデートをしてみました.

その過程か,さらにもっと前からなのか解りませんが,virt-managerから開くコンソールが表示されなくなってしまいました.

これはちょっと困るので,一通り関連パッケージをupdate, upgradeしました.3時間くらいかかりますね^^;

新しく,virt-lockdとvirt-logdをデーモンモードで起動しなければならなくなっていましたが,これは簡単に解決しました.

しかし,相変わらずvirt-managerからコンソールが表示されない.外部アプリでVNC接続,spice接続のいずれも行きます.当分は必要な場合はそれらのクライアントを使うことにします.

ちなみに,spicecも今のspice-serverからは削除されているんですね.Mac OS X用のRemote-Viewerも試しましたが,死ぬほど遅くて使い物になりません^^; Firefoxの画面が書き換わっているところのスナップショットが撮れるほどです.

画面書き換わり中