パパラギ

昨年12月18日(2022年12月18日(日))の千葉テレビ浅草お茶の間寄席はなかなか強烈でした。

前年の11月に互いに兄弟弟子だった川柳川柳と三遊亭圓丈が亡くなって、その1周忌に因んだ演目を圓丈の弟子の天どんと白鳥が演じました。

天どんは川柳と圓丈のあったかなかったかわからない(多分なかったでしょうけど)どっちが先に死ぬかってやりあったばかばかしいエピソードでしたが面白かったです。その中で時々天どん自身の兄弟子の白鳥のことを頭がイカレてるって紹介してましたが、これは後半の演者白鳥の紹介としてはなかなか的確でした。

その白鳥はパパラギと言う圓丈の作った新作落語を演じました。途中でサモアの酋長を想定したハワイアンのダンサーのような姿になりました。高座で羽織は脱ぎますが、着物まで脱いだ落語家は初めて見ました(もとの圓丈もそうだったんでしょうけど)。なかなか強烈なネタで、天どんのいうように頭がイカれてないと演じられなかったと思います.

ネタバレネタバレってバカのひとつ覚えか

そう言えば,世の中「ネタバレ」を諸悪の根源のように扱っていますが,例えば映画は先にあらすじを知っていた方が楽しめる人が多いっていうのをどこかの心理学の研究チームが明らかにしたって,何年も前にWebサイトかテレビ番組で見た記憶があります.

今ざっとネット検索したら,多数ヒットがありました.ただ,おおもとはカリフォルニア大学の研究グループのひとつの研究だけのようで,「エビデンスがある」と言い切るには無理があるかもしれません.

とはいえ自分の経験でも解りますよね.面白いドラマだと2度3度見ても面白いというか,2回目以降のほうが1度目に解らなかった伏線とかにもよく気がついて楽しめます.

だから,あえて条件をいうとすると,「面白い」でしょうか.「面白い映画やドラマなら先にネタバレを見たほうがより楽しめる」.

逆に面白くない映画やドラマは時間やお金の無駄です.そこがファースト映画1メディアのいう「ファスト映画」です.が違法ながら広まった原因ではないでしょうか.

短時間であらすじや結論まで見る.面白くなければそれで終わりで時間とお金の節約になる.面白かったらじっくり本編を見れば良い.

映画会社が自分でファースト映画を作って,無料か安い値段で提供すれば,むしろ映画の本編を見る人が増えるんじゃないかと思います.

なんとなく面白そうな予告編だけ見せて,本編見たらクソみたいな映画だったってことじゃ詐欺じゃないですか.

バカリズムのドラマ

日曜日の夜12023年1月8日(日)に放送されたバカリズムの脚本による日本テレビのドラマ「ブラッシュアップライフ」の第一回を見ました。

いろんなところにバカリズムのセンスが出ていて感心しました。まず、舞台が北熊谷市役所っていうのににんまりしました2実際桐生市で撮影が行われたようで熊谷の北のほうにあるには違いないです。。埼玉県民が北の外れと思っている熊谷のまた北です。どういうつもりなのか、あるいは何のつもりもないのか、バカリズム本人の解説を聞きたいものです。また、地方公務員の仕事の大変さが妙に詳しく描かれたりしている点もほんとか嘘か解りませんが感心しました。

安藤サクラが演じる主人公が、菓子の透明フィルムの一部が道路に落ちてそれを拾うとして車にはねられるなどと細かく凝るところに一番バカリズムらしさが出ていると感じました。多分今までドラマ等では一顧だにされてこなかった菓子の包装フィルムですが、たぶん実生活ではまともな知性・感性をもつ人なら大いに気にします。風で飛ばされたら思わず追いかけると思います。それが死亡のきっかけになるなど、これまでどの脚本家・演出家も描いたことがないんじゃないかと思います。

そして、最初の人生を全部覚えていて人生をやり直すなんて設定は面白すぎです。

生まれ変わりの選択肢がオオアリクイというのも良いです。

明日深夜の第二回を楽しみにしています。

財界の言うことを聞いて日本がダメになった

その昔、「日本の人件費を上げると国際競争力がなくなる」と大企業を中心とした財界が主張し1一昨年亡くなった経済評論家の内橋克人氏が批判していた「今だけ金だけ自分だけ」の3 “だけ” 主義の典型例と言えます.、それをそのままマスコミが垂れ流し、自民党を中心とする与党がそれに沿う政策を行ってきました。

そして今日、日本の賃金は先進国中最低水準となり当時の財界の意向が見事反映されたわけです。

しかしその結果彼らの言う通りに日本の国際競争力は高まったでしょうか。全く逆で国際競争力も大きく低下してしまいました。

日本の賃金水準が世界に取り残されたことを御用マスコミも報じざるを得なくなって、自公政権も隠せなくなり、慌てて賃金を上げるなんて言い出しましたが今さら手遅れでしょう。今からでも上げないよりはましでしょうが。

では何をしてくればよかったのか。それは簡単です。本気で少子化対策に取り組み、本気で研究・教育に投資をすることです。

これも見事に逆の政策をとり続けてきました。

これらも今さら手遅れな気もしますが、今からでもやらないよりはやった方がはるかにましです。

昨夜のNHKドキュメンタリー2つ

昨夜(2022年12月30日(金))のNHKのドキュメンタリー2番組を続けてみました.松本清張と帝銀事件の第2部バタフライエフェクト「ロックが壊した冷戦の壁SP」です.

残念ながらいずれも期待ほどではありませんでした😓1予告編を見て期待が少し高すぎたかも知れません.

松本清張と帝銀事件は前夜22022年12月29日(木).の第1部のドラマがよくできていたので,おおいに期待して見たのですが,ドラマより新しい情報は多くなく,ビデオに録って飛ばしてみるのがちょうどいいと思います.しかし,以前から冤罪疑惑についてはぼやっと知っていましたが,第1部と第2部をみて,平沢貞通死刑囚が真犯人ではないというのは確信できました.たぶん現場の刑事たちもそう思っていたのでしょうけど,今よりも昔は,とにかく犯人を挙げないといけないプレッシャーが強かったんでしょう.それで,石井部隊の憲兵Aを挙げられないとなったら,次にモンタージュに似ていて詐欺の前科があった平沢死刑囚を犯人に仕立てるしかなかったのでしょう.

バタフライエフェクトの方は,面白かったですが “SP” ということで,再構成した番組のようです.David BowieとLou Reedの逸話は見たことなかったですが,ニナ・ハーゲンとメルケル前独首相の話は一昨日再放送されていた「ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」からのダイジェストだったので全部のシーンを覚えてます.

とはいえ,Lou Reedとチェコのハベル大統領の関係については,WikiPedia日本語版には一行も書かれていない新鮮な話でした.特に “Velvet Revolution” の velvetは,Louのバンド “The Velvet Underground” に因んでいるとハベル自身が語った所は非常に興味深かったです.たぶん諸説あるんだとは思いますが3WikiPediaの英語版にもそこら辺はもやっと書いてあります.

年末に来て見たくもない特番の嵐で,録りだめていたビデオもほとんど見て尽きてしまったので,孤独のグルメの再放送でも見ることにします.