ニュースを見ていたら塾の講師が「目標とする大学は,将来何をやりたいかから逆算して選択すれば良い」的なことを言っていました.
もっともだと思いますが,高校の時点でみんな将来自分がなりたいものがわかっているとはとても思えません.
もちろん,親が医師だったり弁護士だったりして,自分もそういう仕事が嫌いでなけれは早いうちに具体的な目標ができるかもしれませんが,むしろ例外でしょう.
筆者自身は高校生の頃は,大学を出て理工系のそれも理よりも工の方の何らかの仕事につくくらいな程度の漠然とした目標しかありませんでした.
まあ,周りにそのへんのアドバイスができるような気の利いた大人がいなかったということもあります.
結局,そんな漠然とした方向性のまま,ほぼその方向にあった仕事に付き,定年まで働きましたが,自分が何になりたかったかはっきりしていませんでしたから,自分がなりたいものになったわけではなく,また自分の適性に合っていたのかもわからないままです.