不調の原因はSDカード

Raspberry Pi 3 Model B+(以下RPi3+)であっさりうまく動いた,Trixie下のVLCによるRTSP視聴の自動起動ですが,同Model B(RPi3)では四苦八苦でした.

最終的にこれはmicro SDカードの問題ではと考え,それまで使用していたTranscendの16GBを新品ではないですがまだあまり使ったことのないSanDiskの32GBに交換しました.

そしたら何の支障もなく電源ONからRTSP視聴までスムーズにいきました.

やはりRaspberry PiにとってSDカードはパフォーマンスや安定性に大きく関わるようです.

Transcend 16GB micro SDカード(上)とSanDisk 32GB micro SDカード.

Raspberry Pi OS 13.1 Trixie

Raspberry Pi OS (RPiOS)の13.1 Trixieが正式リリースになりました.

早速,ATOM Cam 2のReal Time Streaming Protocol (RTSP)画像をVLCで見ているRaspberry Pi 3 Model B (RPi3)と同Model B+ (RPi3+)のupgradeをしました.

最初はRPi3+の/etc/apt/sources.listのbookwormをtrixieに書き換えて,

apt update
apt full-upgrade

を施しました1筆者はSlackware流儀なのでシステムのメインテナンスはroot権限で実行するので,sudoは付けません.が,エラーが出てうまくいきませんでした.

そこで,クリーンインストールをすることにしました.Raspberry Pi Imagerが最新のTrixieをダウンロードしますのでそのままmicroSDカードに書き,RPi3+に差し込んで起動し設定をします.

久しぶりにクリーンインストールをすると結構面倒ですが,/etc/ssh内にあるsshサーバーのキーと,メインユーザーのホームディレクトリーにある.sshを保存しておいてそのままTrixieをインストールしたmicroSDカードに書くことで,他のマシン2M4 mac mini等.からのログイン,他のマシンへのログインはすんなりそのままできます.

問題は,VLCを起動する仕組みですが,RPi3+に関してはBookwormで使っていた設定をそのままコピーして,

systemctl --user enable run_vlc

として3これはユーザー権限です.動くようになりました.

RPi3の方も同じようにしましたが,なかなかVLCが起動してくれません.コンソールから

systemctl --user restart run_vlc

とすると動くので,タイミングだけの問題と思われます.

実際これまではあまり感じていませんでしたが,RPi3の動作,特に起動時がRPi3+よりずっと遅いです.これはもう少し調整して,うまい具合にしたいと思います.

目についたBookwormとTrixieの違いですが,dphys-swapfileが廃止されて,rpi-swapというのに変わりました.zramをキャッシュとして使い,/var/swapに読み書きするようです4これは厳密には間違いで,基本はzramですが,一日に1度zramの内容を/var/swapにコピーして保存する,というのが正しいようです.

RPiではやはりSWAPがパフォーマンスのボトルネックになるので,開発者たちもこれまでのdphys-swapfileには限界を感じてzramと組み合わせた仕組みを導入したようです.

ATOM Cam 2のRTSPをRasPi3で見る update (2025/09/26)

その後もATOM Tech社のATOM Cam2が出力するReal Time Streaming Protocol (RTSP)をRaspberry Pi 3 Model B (RPi3)および同+ (RPi3+)で視聴するシステムを少しずついじりながら運用しています.

現在の状況 (RPi3, RPi3+共通)

システム構成

  • 1GB RAM, 32GB microSDカード (RPi3+は64GB)
  • Raspberry Pi OS 12 (Bookworm)
  • dphys-swapfile 512MB 使用 (インストールのデフォルト設定),ZRAM不使用

VLCの起動

$HOME/bin/run_vlc.sh

#!/bin/bash
killall vlc
sleep 3
DISPLAY=:0 /usr/bin/vlc   \
	-f \
	rtsp://カメラのUserID:パスワード@カメラのIPアドレス/live	\
  	> /dev/null 2>&1 &

systemdの設定

$HOME/.config/systemd/run_vlc.service

# run_vlc.service
[Unit]
Description=Run vlc
DefaultDependencies=no
After=graphical.target

[Service]
Type=simple
ExecStart=/PATH/TO/THE/SCRIPT/run_vlc.sh
TimeoutStartSec=0
RemainAfterExit=yes

[Timer]
OnBootSec=15sec

[Install]
WantedBy=timers.target

設定

ユーザー権限にて

systemctl --user enable run_vlc

再起動の仕組み

$HOME/bin/rerun_vlc.sh

#!/bin/bash
systemctl --user restart run_vlc 

$HOME/.config/systemd/user/rerun_vlc.service

# rerun_vlc.service
[Unit]
Description=Re-run vlc
DefaultDependencies=no
After=run_vlc.target

[Service]
Type=simple
ExecStart=/PATH/TO/THE/SCRIPT/rerun_vlc.sh
TimeoutStartSec=0
RemainAfterExit=no

[Install]
WantedBy=default.target 

$HOME/.config/systemd/user/rerun_vlc.timer

# rerun_vlc.timer
[Unit]
Description=Rerun vlc every day at 11:32
After=graphical.target

[Timer]
OnCalendar=*-*-* 11:32:00
OnCalendar=*-*-* 04:30:00

[Install]
WantedBy=timers.target

設定

systemctl --user enable rerun_vlc.timer

解説

従前と一番大きく異なるのは,run_vlc.timerを無くして,その機能をrun_vlc.serviceに合体させたことです.

他は大きく変えていませんが,ATOM Cam 2は毎日11:30に再起動するようにして,RPi3(+)はそれに対応して毎日11:32と,念のため4:30にVLCを再起動させるようにしています.

安定性としては,RPi3,RPi3+ともに1日に1度くらいのハングアップです.

Raspberry Pi 5

いや〜,今日までRaspberry Pi 5の正式名称にModel Bがつかないことに気がつきませんでした(気がついたかもしれないけどすぐ忘れていました).

当BLOGには “Raspberry Pi 5 Model B” の既述が多くありますが, “Raspberry Pi 5” と読み替えてください.

プロジェクト停滞中

プロジェクトの進捗状況ですが,#1は既報の通り金にものを言わせて完了しました.しかし,#2と#3はほとんど進捗してません.すべてはこの暑さのせいです😓

暑くて人間のほうはどうしようもない状態でも雑草は元気にぼんぼん伸びますから,週3ペースの草刈りを減らすわけにはいきません.

残りの日々も結局体力回復だとか言ってダラダラ過ごしてますから何にも進みません.

プロジェクト#2, #3って何だったっけな.まだ2つも残っていたけど思い出せないと言う有り様です.