WordPressの問題2つ解決

SlackwareARM 15.0 (32bit) for Raspberry Pi 4 (SARPi4) の話です.

WordPressを6.1にしたところ,健康がこれまで “Good” だったのに, “Should be improved” に変わりました.

Criticalなのは,page cacheがONになってないということです.ざっと調べたらその操作をするプラグインがあるとのことです.確かに多数ありますが,ここでふと感じたのは,こんなにたくさんあるということは,プラグインではそんなに高度なことをやっていないなということです.

とりあえず一つのプラグインをインストールして, “Page Cache” のスイッチをONにしようとしますが,permissionが何たらかんたらでONにできないと言ってきます.

その後多少調べたら,wp-config.phpのpermisionがhttpdデーモンからいじれないようになっていましたので修正したら, “ON” にできました.

このプラグインが何をしているかというと,wp-config.phpに,

define('WP_CACHE', true);

を追加しているだけです(とこの時点では思いましたが間違いなので,続きを読んでください).

それならということで,2つめのサイトでは,手でwp-config.phpを編集してから,Dashboardを開いたら,ページキャッシュに関するcriticalな警告は出ませんでしたが,よくよく見るとやはり効果はないようです.プラグインをインストールして,Page CacheをOn にした場合median server responsは20〜30msになりますが,wp-config.phpに,上記の定義を追加しただけでは,600ms弱となります(600ms未満なので, “Critical” にはならない).

ということで,なんらかのPage Cache制御のプラグインは必要です.

とりあえずの形でインストールしたのは,次のプラグインです.

2つめの解決は,これはかなり前からなんですが,imagickというplug-inがないという問題で,これはプラグインでもWordPressのものではなくて,phpのものです.

Debianなどには普通に付いているようですが,Slackwareは付いてこないのです😓

しかし,SlackBuildsにあったので,sbopkgでbuild & installできました.なんでこんな簡単な解決策があるのに,これまでやらなかった,というか解決できなかったのか解らないです😓

筆者は管理画面を英語モードで運用しています.これは,トラブルが生じたとき検索して解決策が見つかる確率が日本語よりもはるかに多いためです.また,英語を使う機会が減っているのでそれを補う意味も多少あります.この記事内ではそうした事情から元の英語をそのまま書いたり,面倒くさくて意訳で書いてますので,日本語の管理画面の文言と異なる場合があります.
6.0.3まで.
筆者の使っているplug-inでは,先頭の <?php の次の行に追加しています.

httpsのnssがslabを大量に使うからswapが発生する件が依然解らないまま解決した模様

Slackware ARM 32bit版 for Raspberry Pi 4 Model B (SARPi4)の話です.

Raspberry Pi 4 Model B (RPi4) 4GB RAMでGUIなしのサーバーを仕立ててますが,起動してから半日くらいでメモリーが使い果たされてSWAP領域を数百MB使います.ZRAMを導入してからはずいぶんレスポンスが良くなりましたが,SWAPを使わないに越したことはないです.

当該サーバーではhttpd (Apache 2.4.x)の4つのthreadがそれぞれ5%前後のメモリーを使います.多めに見積もって6%として,

4GB x 0.06 x 4 ≅ 1GB

ですから,メモリーを食い尽くすはずはないのですが,半日でSWAPを必要とします.

その原因についてslabがなんだかんだという記事を見て,そういうことなのかなと思いつつも,関連記事のおまじないを試しても何の効果もないので納得いきませんでした.

昨日,Kernelを5.19.15-v7l-sarpi4にupdateして,まる一日が経過しましたが,まだ1.9GB主記憶に空きがあり,SWAPを必要とする気配は全くありません.

ということで,Kernelのバグだったんじゃないかと思います(個人の感想です).

「httpsのnssがslabを大量に使う」当サイト内の関連記事

使ってもいないDebian上のmysqldを動くようにした

とあるDebianのサーバーで,mysqldというか実態はMariaDBのデーモンですが,それがなかなか動いてくれなかったのを動くようにしました.

問題は,/runからもはや/var/runへsymlinkが張られていなくて,それぞれ実体のあるディレクトリーとなっているのに,mariadb.service内では,/var/run/mysqldを使い,/etc/mysql/mariadb.cnfでは/run/mysqldを参照しているためのようです.

他のDebianのマシンでは,/var/runは/runからのsymlinkなので,何かの手違いで,/var/runと/runを独立させてしまったようです.

システムが活きたまま,/var/runを/runからのsymlinkに修正するのはちょっと危険ですね😓

と,いいつつ,やってしまいました.

cd /var/run
cp -Rdvp * /run
cd ..
mv run run-save
ln -s /run

今のところ問題ないみたいです.

Venturaの不具合 (2)

macOS 13 VenturaではWacomタブレットのドライバーが対応していない他,ログインする度に,「バックグラウンド項目 “VMWare Inc.”を追加しました」という通知が出ます.消しゃ良いだけの話ですが,あんまりうれしくありません.VMWare以外にもいろいろある様なので,次のbugfixで直るんじゃないかと思います.

もう一点,これはより深刻かもしれません.MacPortsは動いているmacOSを選り好みすることは前から解っていて,今回もmacOS 13用のinstallerをダウンロードして既存のインストール状態に上書きインストールをかけました.このあと

port slefupdate

は成功しましたが,

port upgrade outdated

では,Xcodeが14.1でなければならないのに14.0.1だよとメッセージが出て何にもしてくれません.

ところがどっこい,14.1というのは,まだRC2で正式リリースはされていません.それでも,ここまで来ちゃったからしょうがないので,RC2をダウンロードしてインストールを試みました.また,正式版と違って “xip” なんていう拡張子です.

ダブルクリックすると “Xcode.app” がちゃんとできます.けっこう時間がかかって,はじめてCPUの占有率が1000%を越えるのを見ました(定常的ではなくて数回でしたが).展開が終わったら,/Applicationsの古いXcode.appと差し替えて一度起動して落ち着いてから再度,

port upgrade outdated

を実行したらすすみました.今,いつまでかかるか解らないのを待ちながらこの記事の追記をしていました.

root権限にて.以下同じ.
AUHelperServiceというタスクです.ハードウェアは6-core 12-threadのMac miniです.

Ventura (macOS 13) でひどい目に

macOS 13 Venturaがリリースされたので,試しにMacbookでupgradeをかけました.もちろん,これまでupgradeではさんざんひどい目に遭ってきたので,直前にディスクをクローニングしました.

新OS Ventura (macOS 13)で最初に起動したとき,いつものupgrade直後のようにいくつかの拡張機能がはじかれました.

それとは別に,ATOKのなんとかかんとかが使えない旨のメッセージが出ます.仕方ないので,環境設定のキーボード設定からmacOSお仕着せの日本語入力に切り替え,ATOKのサイトに行ったら,macOS 13用のupdateがありました.ATOKのメニューからupdateはできないのでインストーラーをダウンロードしてインストールしたら問題なくATOKが使える様になりました.

Mac miniではMacbookの失敗を踏まえて,まずATOKのメニューからupdateをかけました.その後Venturaにupgradeしましたが,いくつかの機能拡張が使えないに加えてWACOMのなんとかかんとかが使用できない旨のダイアログが出て,OKを押しても繰り返し出ます.

仕方ないので当該のソフトを削除したら,ダイアログの無限ループは収まりましたが,当然WACOMタブレットは使えません.

WACOMのサイトのドライバーのページを見ても,最終updateは2022年10月12日とかで,macOS 13については全く触れられていません

ということで,選択肢はしばらくタブレットを使わずにがまんするか,macOS 12に戻すかです.

Mac miniも当然upgrade直前の状態で外部ディスクにクローニングしてありますが,macOSは根性悪で,古いOSのインストーラーを起動することができません.しょうがないので,

に習って,起動用ドライブをUSBメモリーに作りました.しかし,KVMスイッチ経由でつないでいるキーボードのオプションキーを起動時に押しても効かず,内蔵SSDからVenturaが起動してしまいます

しばらくWACOMタブレットを使わないで耐えることにします.

それと,長年変更がなくすっかり慣れきってしまったシステム設定のUIガ変わって,慣れるのに時間がかかりそうです.

2022年10月27日(木)現在.
後でキーボードをMac miniに直接つないで,Optionキー押し下げにより起動ディスク選択画面が出ることを確認しました.
旧システム環境設定.