アンテナ切り替えサブシステム

内容

コントローラー 2001年9月6日 †

HFアンテナは,2本の同軸でまかなっています.1本はアンテナエレベーターま で行き,リモートスイッチにかかります.リモートスイッチはリレーが2個入っていて,3系統に切り替えるようになっています.切り替えには2線式のコント ロールコードがシャックまで来ています.+,−によって2個のリレーが独立動作します.交流電圧をかけると両方のリレーがONになります.

もう1本の同軸はタワーの途中にあるコントロールボックスに行き,ここで同様のリレーにより3系統に切り替えられます.あわせて6系統を使用できます.

シャックでは,2つのコントロールコードの+と−の都合4種類のスイッチングをする必要があるわけです.以前は,ロータリースイッチで切り替えをしていましたが,FT−1000MPをメインにしてからは,ヤエス式のバンドデータをPICでデコードして,切り替えます.アンテナを変える都度,以前は,当然のことながら,そのロータリースイッチまわりの配線を変更していましたが,現在はPICのプログラムを変更します.どちらが便利かは解りません^^;

2008-05-14の注
ソースをCに移植したので,プログラム変更がずっと楽になりました.また,将来的には,16F88へ移植して,機能を増やすことも可能です(シリアル送受信,A/D入力etc).
2008-05-18の注
下記の回路図は,現在とは異なり,公開しているCのソースでは動きません.

古い回路図(現状とは異なり,公開しているCのソースでは動きません)

band01

不許複製,禁転載

[2001年9月6日]

柱上アンテナ切り替え器1 2009-12-05 †

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CQ-4/mainte/20091129にあるように,ここの入り口と出口のM栓の中央コンタクターは,プラグと十分の接触が持てる.

クワッド系の接触不良があっても,このコネクターはシロの可能性が高い.

柱上アンテナ切り替え器2 †

メンテなどの記録 †

2002年4月26日 †

All JAコンテストの準備と言うことで,二つのアンテナ切り替え器のうちの一つ(2号機)を今日オーバーホールしました.どうも,リレーの接点が怪しいようで,7, 10MHzのスローパー使用時に,接触不良がおきます.

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配線をはずして,新しいリレーを取り付けたところ.

左が上.

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配線完了.デュープレクサーも内蔵しています.

日東電工のプラボックスです.柱上に取り付けている場合,ドアの隙間から雨が入り込み,ダイオードのリードやデュープレクサーがさびてしまいまし た.現在は,エアコン工事等用のパテをドアの隙間に詰めています.これで,雨水の浸入はなくなり,リード線やデュープレクサーの腐食は進行しなくなりまし た.

一番問題の接触不良も解決したようです.

3.5MHzに切り替わらないトラブル 2005-09-27 †

日曜日から運用開始しした,Kure atollのDXpeditionチーム,K7Cを昨夕3.5MHzで呼ぼうと思ったら,VSWRがめちゃくちゃ高いです.

いろいろ調べましたところ,3.5MHzのスローパーのエレメントの破損ではなさそうです.3.5MHzで,スローパーが 20m長のエレメントに切り替わるはずなのに,7MHz & 10MHz 兼用の側のままで切り替わっていません.地上側のコントローラーからは,正しく制御電圧が出ています.ということは柱上の切り替え機が動作不良を起こして いるようです.実は,心あたりがありまして^^; 先日いろいろいじっているときに,この柱上切り替え機に与えてはいけない電圧をかけてしまったのでした.ダイオードが飛んだか,電解コンがパンクしたか, リレーが焼損したかのどちらかでしょう.

たぶん,ダイオードが飛んでいるのだと思います.

最近は日が暮れるのがめっきり早くなったので,土曜日にならないと点検・修理できそうにありません.

が,待ちきれず,職住接近とフレックス勤務を活かして,本日の夕方修理しました.まず,地上高18mにある切替スイッチを回収しました.

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もう,かれこれ10年以上,ほこりっぽい田舎の高さ18mに設置して,紫外線と風雨(時には雪にも)に曝され続けているので,中はかなり汚れています.これでも,隙間をエアコン工事用のパテで埋めてからはずいぶんましになりました.

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想定していたうちの一番簡単なトラブルで,写真中央のダイオードが折れているのが解ります.腐食して,外に出ているケーブルが,台風で揺れて,疲労して破断したものと思われます.

ダイオードを取り替えて,パテの粘りがないのでパテも全部取り替えて,元の場所に取り付けました.さっそくK7Cを3.5MHzでGetできました(^^)

M-R交換など 2010-11-06 †

たまに,スローパーの接触不良のような症状が起こるので,久しぶりにメンテ.

使用している2系統のM−Rコネクターを手持ちの未使用品と交換.ダイオードが折れていたので交換(この作業で折ったのかもしれない).

共用機のM−Rの新鮮の部分をかしめて,接触を復活させた.

ケーブル断線 2011-10-10 †

全市全郡コンテストの前日である10月7日に,ワイヤーアンテナの切り替え器が不調となり,3.5&10MHzのスローパーと7MHz逆Vが切り替わらず,常に7MHz逆Vしか使用できなくなりました.

シャックから制御用ケーブルにテスターを当てると,抵抗値無限大です.制御用ケーブルの断線か,スイッチボックス内の断線ということが考えられます.

それで,コンテストの当日である8日にアンテナ切り替え器を降ろして様子を見てみました.

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電界コンのリードが腐食して,切れてしましたので,この際2個とも交換することにしました.交換の後,このスイッチ単体で動作確認をしたところ問題なく動作しました.

となると,制御用ケーブルの断線ということになります.そこで,制御用ケーブルにアンテナアナライザーをつないで調べてみたところ,3MHzで抵抗大となります.λ/2が3MHzですから,全長50mということになります.しかし50mだと,切り換えボックスまで行ってしまいます.平行線の片側が断線しているのでしょうから,単純な話ではないようです.

しかたがないので,スイッチボックスを元の位置に設置してから,ケーブルを追ってみました.すると,タワーから自宅に渡す少し前で,痛んでいるのが確認できました.

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タワーをペイントしたとき,ペイントがビニール線についてしまい,ビニールの弾性がなくなって破断したようです.

痛んだ部分から先を切り落とし,手持ちのビニール平行線をハンダ付けしてちゃんと復旧しました.