タイトルそのまんまなんですが,某アメリカの大学のH田名誉教授の「物価を上げれば景気がよくなる」という机上の空論を信じて,日銀からザブザブ現金を市中に垂れ流しインフレを促すという,3本のパーだかヤーだかの金融政策をはじめて早5年,その物価上昇の目標は達成されず,かんじんな景気も大都市だけ,大企業だけよくなり,地方や中小企業ではますます厳しくなっている状況です.
物価を毎年2%上げたら5年で約10%上がります.10年で20%です.その上昇に収入の上昇が伴えばめでたしめでたしですが,そんなに都合よく給料が上がるだろうとは誰も考えていません.ましてや,年金や各種の社会保険による給付は上がるどころか下がるでしょう.
経済成長した結果として物価が上がったというのでも,なかなか受け入れがたいのに,経済が成長する前(しかも成長する保証もないのに),物価を上げるって,庶民にやさしい政策とはとてもいえないです.
少し厳密には約10.4%.
もう少し厳密には約22%.