Back to Mojave

復元を決意

もう,あっちもこっちも,にっちもさっちもいかなくなって,Mojaveに戻すことにしました.特に,Catalinaをクリーンインストールして,自分のファイルと設定類を移民すると,再びにっちもさっちもいかない状態に戻ることが確認できたのが,最終決断への決定的な理由となりました.

たいてい,OSのメジャーなアップグレード(UG)の直前には,Carbon Copy Cloner (CCC)で,外部ディスクに完全なクローンを取っておきます.今回もMojaveをとっておいたのですが,1週間目くらいにもう良いと思って,Catalinaを上書きバックアップしてしまいました(普段のバックアップ作業の一環なので).

ということで,今回は外部ディスクからCCCでコピーバックという一番簡単かつスピーディーな方法が採れません.

Time Machineから復元

ここのサイトを参考にTime Machineからの復元を行いました.

Time Machineには,VMWare FusionのVMイメージだけはバックアップしない設定にしているので,Catalinaでいじった最終的なVMイメージは別のディスクに保存しました.

Time Machineからの復元を手順通り進めましたが,内蔵ディスクが復元先の候補として表示されません.Catalinaのトラブルシューティングの一環として,内蔵SSDを別のものと入れ替えていたため,MojaveでTime Machineにバックアップしたときと内蔵SSDが違っていて,復元先のリストにディスクが表示されず復元できないのか,と焦りました.

外したディスクは解ったので,Thunderboltの外付けケースに入れて接続したら,復元先に表示されたので一安心して作業を続けました(ちなみに,USB3のケースを使ってUSB接続した場合は同じディスクとは認識されませんでした).

復元に時間がかかるのは覚悟していましたが,残り時間が8〜11時間で,なかなか減りません.途中6時間台まで急に減ってからはスピードアップして,結局都合6時間くらいで復元できたと思います.また,外付けディスクに復元したので,内蔵ディスクにCCCでコピーするという一手間が入りました.

写真ライブラリーがない

これで,VMWareのVMイメージをコピーして,めでたしめでたしかと思ったんですが,なんと,一番肝心な写真のライブラリーがない.Time Machineの過去のバックアップを見てもなぜか写真ライブラリーが保存されていません.写真ライブラリーをバックアップの対象から除外するなどの設定はしていないのに,どうしたものか.

Catalinaの写真ライブラリーをMojaveのアプリケーション「写真」に読み込ませようとしましたが,NGです.

Catalinaの写真ライブラリー内にある,写真のオリジナルを取り出して,Mojaveの写真に読み込ませるしかないかと思いましたが,一部で試したところ,当然ながら位置情報や,人物のタグ,キーワード,説明などが全部失われてしまいます.

写真はたかだか2万5千枚程度で,今日的には,多い方ではないと思いますが,それでもこれらの付加情報を復活しようとなると途方もない時間が必要となるでしょう.

困ったなと思って,写真と音楽データファイルをたまにバックアップする外付けドライブを見てみたら,ラッキーなことに,10月16日のバックアップが残っていました.Catalinaにする2日前です.今回ばかりは,このバックアップをした自分をほめたいです😓

1か月経っていないので,16日よりあとの写真も全てマイフォトストリームから自動的に読み込まれました.これら100枚強の写真に,位置情報の修正とキーワード,説明付け作業を小一時間して復旧となりました.

Catalinaにまつわるあらゆる不具合から解放されました.

今回得た教訓

かけがえのない写真ライブラリーについては,Time Machineや他のバックアップルーチンとは別に,別のディスクに最低月に1回バックアップする.