バカリズムのドラマ

日曜日の夜に放送されたバカリズムの脚本による日本テレビのドラマ「ブラッシュアップライフ」の第一回を見ました。

いろんなところにバカリズムのセンスが出ていて感心しました。まず、舞台が北熊谷市役所っていうのににんまりしました。埼玉県民が北の外れと思っている熊谷のまた北です。どういうつもりなのか、あるいは何のつもりもないのか、バカリズム本人の解説を聞きたいものです。また、地方公務員の仕事の大変さが妙に詳しく描かれたりしている点もほんとか嘘か解りませんが感心しました。

安藤サクラが演じる主人公が、菓子の透明フィルムの一部が道路に落ちてそれを拾うとして車にはねられるなどと細かく凝るところに一番バカリズムらしさが出ていると感じました。多分今までドラマ等では一顧だにされてこなかった菓子の包装フィルムですが、たぶん実生活ではまともな知性・感性をもつ人なら大いに気にします。風で飛ばされたら思わず追いかけると思います。それが死亡のきっかけになるなど、これまでどの脚本家・演出家も描いたことがないんじゃないかと思います。

そして、最初の人生を全部覚えていて人生をやり直すなんて設定は面白すぎです。

生まれ変わりの選択肢がオオアリクイというのも良いです。

明日深夜の第二回を楽しみにしています。

2023年1月8日(日)
実際桐生市で撮影が行われたようで熊谷の北のほうにあるには違いないです。

城塚翡翠シリーズ

いや〜,面白かったです.話にあちこち無理がありましたが,面白かったです.

清原果耶がはまり役だという点を除いて次に感心したのは小芝風花の演技です.これまで彼女が主役や重要な役回りの時代劇や現代劇をいくつか見てきましたが,お嬢様的な役であまり演技力は読み取りようがなかったですが,今回はなかなかよかったです

続編を期待したいですが,原作がもうないんですよね😓

一番良かったのは翡翠と偽って雲野と面会したところかな.

水曜どうでしょうプレミア 2

実際,11日日曜日の水曜どうでしょうプレミアは都議会の録画放送で中止になりました.これでMX-TVの放送が3週というか2.5週遅れになります.

千葉テレビでは,オーストラリア縦断の旅が始まりました.このオーストラリア縦断の旅の最初の放送(本放送)が,水曜どうでしょうを見るきっかけになりました.

1997年6月に1年3か月のシドニー滞在から帰国したばかりで,その滞在時にダーウィン〜アリススプリングス〜アデレードには行きませんでしたが,もろもろの風物とかちらっと紹介されるテレビ番組とか,これもほんの少ししか写らない出演者以外の人々の様子がとても懐かしく感じました.

中でも大泉洋が大笑いするお笑い番組 “Full Frontal” が出てきますが,あの鉄腕アトムみたいなカツラをかぶったニュースキャスターを演じているコメディアンは,当時オーストラリアで人気だったエリック・バナ (Eric Bana)です.彼は後にハリウッドで活躍し,最近では 「渇きと偽り」 “The Dry” で主演を努めています

Full Frontalは日本で言うとゲバゲバ90分,BBCでいうと “Monty Python” 的なコメディーのオムニバス番組でした.解らないところもありましたが,全体的に面白かったです.面白いのを見るのが一番英語の勉強になると思って見ていました.

2006年に仕事でシドニーに行ったときは,ビデオ・レコード店でDVDを買ってきました.

Frull Frontal のDVD.写真右がEric Bana
たぶん,オーストラリア縦断の第2回 ← 第1回でした.
先日,太田のつぶやき英語で紹介されていました.

エルピス

まず,「えるぴす」と入力したのに, “「エルビス」(誤入力を修正しました)” って見当違いなことをして鼻高々な日本語入力ソフト開発者には大いに反省してもらいたいものです.

話題のフジテレビ系のドラマです.しかし,あの程度の権力批判の姿勢が評価されるようでは残念に思います.いかにメディアが権力の影響下にあることが常態化して(腐りきって)いるかと言うことがよく解ります.

エンターテインメントとしては,中程度でしょうか.もし話題になってなければ見なくて,後悔もなかったと思います.

評価できるのは眞栄田郷敦の鬼気迫る演技です.二世タレントだと知ると正直なところちょっとがっかりな気持ちもありますが,今後の活躍も期待したいと思います.

関西テレビ制作らしいです.
ドラマの登場人物と実在の人物の対応がとれず,仮名手本忠臣蔵にもおよばない.

嘆きのウクライナ

昨日,Wowow製作の “Railway Story ウクライナ周遊2000キロ” のPart 1 (2部構成)の後半部分だけたまたま見ました.製作の年月が解りませんが,初回放送が2012年だったようなので,撮影はその1〜2年前だったでしょう.

映像にはのどかな田園風景,西欧や日本ほど人も多くなく,きらびやかではない落ち着いた雰囲気の観光地の様子が映っています.またカメラを向けられた,たまたま取材陣と列車に乗り合わせた旅人たちもウクライナ国内の人が多いです.平和の中で穏やかに暮らしていることが感じ取れます.

小さい子も,大人も写る毎にこの子・この人たちは,今無事に暮らしているだろうかと案じられます.

平和で美しい町や田園の映像を見るほど,現在ニュース映像で見る破壊し尽くされた町の様子や平和な日常を奪われた人々の様子との違いに心が痛みます.

Part 1はウクライナ東部のポルタバで終わります.ここは,ウクライナの悲劇の地であり,2012年当時はモスクワ行きの国際列車が運行されるなど鉄道の要衝です.

次週放送予定のPart 2はクリミア半島へ向かうそうです.録画予約しました.

ロシアがクリミアを併合したのがこの番組の初回放送のわずか2年後の2014年,そしてその8年後にロシアはウクライナ全土を戦場にしました.

チバテレ.