日曜日の夜に放送されたバカリズムの脚本による日本テレビのドラマ「ブラッシュアップライフ」の第一回を見ました。
いろんなところにバカリズムのセンスが出ていて感心しました。まず、舞台が北熊谷市役所っていうのににんまりしました。埼玉県民が北の外れと思っている熊谷のまた北です。どういうつもりなのか、あるいは何のつもりもないのか、バカリズム本人の解説を聞きたいものです。また、地方公務員の仕事の大変さが妙に詳しく描かれたりしている点もほんとか嘘か解りませんが感心しました。
安藤サクラが演じる主人公が、菓子の透明フィルムの一部が道路に落ちてそれを拾うとして車にはねられるなどと細かく凝るところに一番バカリズムらしさが出ていると感じました。多分今までドラマ等では一顧だにされてこなかった菓子の包装フィルムですが、たぶん実生活ではまともな知性・感性をもつ人なら大いに気にします。風で飛ばされたら思わず追いかけると思います。それが死亡のきっかけになるなど、これまでどの脚本家・演出家も描いたことがないんじゃないかと思います。
そして、最初の人生を全部覚えていて人生をやり直すなんて設定は面白すぎです。
生まれ変わりの選択肢がオオアリクイというのも良いです。
明日深夜の第二回を楽しみにしています。