まあ,Macには大昔から付いている機能ですね.アップルメニューや,アプリケーションのファイルを開くダイアログに,最近使ったフォルダーやファイルが表示されます.
Windowsでは長らくこれがOSの機能として付いていませんでしたが,8になってようやく最近使ったフォルダーが表示されるようになって便利になりました.
Office系のGUIは進化するところまで進化してもう便利な機能は出てこないだろう,と,長年思っていましたが,最近のLibreOfficeの起動時のファイルカタログ表示機能は,便利なこと極まりありません.
Start Centerというらしいですが,LibreOfficeを起動すると,最近開いた順に内容の1ページ目のサムネイルとファイル名が表示されます.
最初は,起動時に余計なことをしてくれるな,と思いましたが,直感的に作業すべきファイルが選べて,実に効率的です.
Microsoft Officeでは,ファイルを指定せずに起動すると,新規作成ファイル用のテンプレートを広い画面にたくさん表示してくれますが,ほとんどの作業は新規の文書を作ることではなく,これまでいじってきたファイルをさらに修正するか,新規に作成するにしても前に使ったファイルを使い回すかですから,使いもしないテンプレートを多数表示しても何の役にも立たないです.
新規ファイルを作るより,既存のファイルをいじる方が圧倒的に多いんですよ,開発者の皆さん.そして,既存のファイルをいじる場合,Mac OSでいうところのファインダー(Windowsではエクスプローラーでしょうか^^; )で探してそのファイルをダブルクリックするよりも,とりあえずOffice (LibreOffice, Word, Excelなど)を起動してから,既存のファイルを探すという手順の方が多いんです(当社比).
まあ,左の列に最近編集したファイル名が表示されるので,まだ良くなっていると言えば言えますが.
GoogleのDocsやSheets,AppleのPages, Numbers, Keynoteでは,スマホ版は最近編集したファイル名を表示する方式になりましたが,PC版はまだ旧来のGUIを引きずってます.