ウクライナが日本でロシアがロシア (2)

プーチンがウクライナを侵略している理由の1つが,「ウクライナに核武装をしようとの動きがある」であるのは,先日報道されて記憶に新しいところです.

そして,わが国の大ばか物政治家が日本は核武装の議論をすべき(意訳)といったと報じられたのはわずかその数日前のことで,背筋が寒くならずにのんきにすごしていられる人がうらやましいです.タイミングからして,プーチンのウクライナの核武装疑惑発言はわが国の大ばか物政治家の発言を意識していないと言い切れないでしょう.

そしてまた,ロシアが北方領土で軍事演習との報道です.どこの軍事演習がこわいって,ロシアの軍事演習ほど怖いものはないと,世界中の誰もが知っています.

これまでのEU, NATOやアメリカの動きを見ていると,腰が引けているとしか言いようがありません.そりゃそうで,核による抑止力は双方がその恐ろしさを知って絶対に使わないという前提があるから成り立つわけで,本気で使うというキ〇ガ〇指導者がいると前提が崩れます.もはや核の傘や抑止力は意味がありません.むしろ正気の人たち(=腰が引けている人たち)の行動を束縛するものでしかありません.

もし,ロシアの軍事演習がそのまま日本の攻撃につながるようなことになったら,「日米安保が発動」するわけですが,攻撃してくる相手には核を使用することをほのめかしているプーチンロシアをアメリカは攻撃できるでしょうか.

花粉症で微熱感がありますが,背筋が寒くならずにいられません.

全く根拠のない言いがかりのようですが.

戦争とは爺さんが始めて、おっさんが命令し、若者たちが死んでいくもの(大橋巨泉)

プーチンも今年で70歳になるようなので紛れもない爺さんです.

今回のロシアによるウクライナ侵略を見ていて,1度戦争が始まると止めるのはなかなか難しいことがよく解ります.国連は無力ですし,戦争を始めた本人以外,当事国であるないに関わらず,国の指導者や市民が多く声を上げてもなかなか有効な力にはならないこともよく解ります.経済制裁が一番効果があるでしょうけれど,効いてくるまで時間がかかり,その間に多くの人命が失われ町やインフラ,歴史的建造物などが回復不能なほど破壊されていきます.

始まるのを止めるしかないです.そのためには,権力者(や与党)に権力を集中させないことと,長期政権を許さないことが大事ということがよく解ります.そして,それはその国の国民にしかできないことです.

ロシアと交信する気がしない

さすがに正気の沙汰とは思えない軍事侵攻をしているロシアですが、一般の市民にはどれだけ責任があるのかなぁと言うと難しいですよね。あんなまともじゃない指導者を選んだと言うところは国民総体としては責任があると思います。

しかし国民それぞれについては、プーチンに1票も投じたことない人もいるでしょうし、今でも逮捕覚悟で戦争反対運動してる人も少なくないと思います。

そんなこんなもちろんわかっているんですが、気持ちとしてロシアのアマチュア無線局と交信する気が全くしません。

逆に現在アマチュア無線が禁止になってしまったウクライナですが、アマチュア無線を再開して交信できる平和な日が1日も早く戻ることを祈ってます。 

ウラジーミルとの個人的信頼関係を築いたと自画自賛していた大物政治家は肝心な時にだんまりか

ウラジーミルというロシア人はたいてい,「ウラッド(Vlad)と呼んでくれ」というので,そもそもウラジーミルと呼んでいる時点で怪しいとは思っていました.

今,次の世界大戦の引き金にもなりかねない,また明日の日本の状況かもしれない,ウクライナ情勢は緊迫の度合いが日に日にましています.

本当に個人的な信頼関係があるのなら,今こそ出番でしょう.

ウクライナが日本でロシアがロシア

今の緊迫するウクライナ情勢は,同じロシアや,独裁者クラブの別のメンバーである中国と海を挟んで隣り合っている日本にとって他人事ではないですね.

普段はなかなか軍事的緊張とか言われてもピンときませんが,現在の状況を,ウクライナを日本にロシアをロシア(または中国)に置き換えてみるととても解りやすいと思います.

こういう状況では,ウクライナ(日本)にとって軍事的な策としては,今さら自国軍(自衛隊)の増強というのも手遅れでしょうから,アメリカ軍にいっぱい来てもらうくらいしかないでしょうね(現在の状態).で,どちらかのバカが戦端を開いたら… ああ,考えただけでぞっとします.

自国(ウクライナ/日本)の命運がアメリカとロシアに委ねられるというのはなんとも不条理です.

だからそういう緊張状態にならないことが重要なのですが,少なくともそのために憲法に自衛隊を明記することは何の足しにもならないと思います.

外交力やその他良識の整った人物を国民が選んで国会に送るしかないでしょう.