BLOGの表題を戻しました

滑舌悪い僕ちゃん首相アベノハルカスミクスによって,金持ちはより金持ちに,そうでない人はより貧乏になり,大企業はより高利益を上げ,そうでない企業はより苦しんでいることが明白になってきました.

そして,下記の記事から,世界的な潮流と言うことが解ります.”僕ちゃん”は,世界の潮流のお先棒を担いでいるだけなのに自分の手柄(?)と思っているお調子者なんです.

これらを是正するには,高額所得者と大企業への課税を強化するしかありませんから,WordPressより前の時と同じものにBLOGとサイトのタイトルを戻しました.

ChieMatsumotoさんのつぶやきから

Richest 1% of people own nearly half of global wealth, says report

ケニアの若者たちの惨状

一昨日(2014年9月29日(月))放送の「世界ナゼそこに日本人」の最後のほうだけ見ました.

最後に紹介されたのはケニアの地方都市で,路上生活をする子供たちを救う活動をしている松下照美さんです.松下さんの活動は本当にすばらしいく,感動しましたが,路上生活をする若者の95〜97%がシンナー中毒というこの国の状況はその何倍もの衝撃でした.そして,その数の多さ.町の中心街の至る所にシンナーを吸っている若者たちがごろごろしている.

少しの金を稼いでも,食べ物は高いから,安いシンナーを買うそうです.シンナーは空腹感を消してくれるから.こんな状況の彼らが遠からずどうなるか,誰でもわかる話です.

これほど悲惨な状況がなぜ世界で知られていないのか.今までマスコミは何をやってきたのか.

司会者や出演者たちは,感動して涙流している場合じゃないです.

未来のことは解りません

昨日の,火山噴火予知連絡会の記者会見では,会長の藤井東大名誉教授が「正確な予知・予測はできない」という趣旨のことを強調してました.

たぶん,理科系の人は,未来の事象を高い確度で予測することは不可能って解っていると思います

異常な事態に遭遇したら,とっさに的確な判断・行動ができるかどうか,そして,最後は運ですね

日本列島は,大地震,大津波,集中豪雨,竜巻,そして今回の火山噴火と天災続きです

予測ができないとなると,想定しうるあらゆることに対応する土木工事をしたがる一部の勢力がありますが,莫大な金がかかるし,たいていは景観を壊すことになり,そして,それとて,完全に被害・犠牲を防げるものではありません.そして,想定外のことには全く対応できないし.

無駄だから何もしない,というのも手かもしれませんが,金をあまりかけず,知恵を絞った”減災”の方向に向かうべきだと思います.

とっさの的確な判断力を鍛えるためには,職場や地域での各種の防災訓練に参加すること,そして,個人個人が日頃からイメージしたり,工夫をすることが大事でしょうね.

ちゃんと,勉強してきた人は^^;
よほど単純な現象を除いて.
DMATの医師も「生死分けたのは運」と、毎日新聞朝刊(2014/09/30)で述べてます。
日本列島に限らないと思いますが.

企業による政治献金

NHKラジオ「ビジネス展望」

2014年9月2日放送

内橋克人氏

「企業による政治献金でその企業に利得がもたらされたら,それは民主主義に対する背信行為であり,政治献金によりなんの利得ももたらされなかったら,経営者は株主から背任行為として追求される」

「君が僕の息子について教えてくれたこと」NHK

テレビはつまらない,見る番組がないと日頃からぼやいていますが,昨夜のNHK「君が僕の息子について教えてくれたこと」は,良い番組というより,衝撃でした.

いつもの土曜の夜と同じく,2時間ドラマを見て,今夜は中山忍が犯罪者にならないでよかった,そろそろ寝るかと思いつつ,もしニュースでもやっていたらとNHKに変えたら,その番組でした.

内容はあちこちに書かれていると思うので書きませんが,私は身近に自閉症の人がいる家族がいないので,自閉症のことは現実問題として何も知らなかったのです.コミュニケーションをするのが難しい,自分の行動を制御するのが難しいなど,「社会」のなかで暮らすのが難しいが,何かの能力については,普通の人よりも優れている人もいるくらいな,頭の中だけの予備知識でした.

軽度の症状も含めると100人に1人の割合と言うから,半世紀以上生きて,身近に知らないというのは不思議です.あえて避けてきたつもりもないのですが.

どこが衝撃だったかというと,基本的には東田直樹さんの存在自体ですね.そして,直樹さんを支えるお母さん.重度の自閉症の人にとって一番難しいコミュニケーションを努力と工夫で可能にして,自閉症の人の内側の世界を,常人というか凡人たちにも理解できるようにした.

遅かれ早かれ,直樹さんの本は世界中に訳されるべきだったと思います.日本に縁があり,自身,自閉症の子を抱える著名作家のDavid Michell氏が直樹さんの本を知って翻訳したことは,世界に広まるのを早めたことは確かですが.

直樹さんの存在は,自閉症の理解,解明の鍵ですね.Michell氏は,これまでの専門家の言うことは,自閉症の人をあくまで外から観察しただけで,何の役にも立たないと語っていました.

ということで,たぶん,直樹さんが中心のドキュメンタリーは既に作られているので,Michellさんにスポットライトを当てたんだと思いますが,見る側,特に直樹さんのことを今まで知らなかった人間には,Michellさんに関するエピソードは枝葉です^^;

自分に直接関係することがなく,受け身の姿勢でいても,こういう自分にとって未知の重要な情報を教えてくれるという点で,テレビ(放送)は捨てがたいです.

番組を見れば,題名もそういう意味だと解ります.