日本でベンチャーが育ちにくい主因

ベンチャー企業と言えば聞こえは良いですが,要は零細企業です.ちょっとうまくいって成長しても中小企業です.零細企業や中小企業が資金を調達しようとすると,金融機関は,経営者に個人保証を求めます.

ちょっとこの世界のことを勉強すればわかることですが,このことが日本でベンチャーが育ちにくくしている原因の一つ,というか,最大の原因です

資金調達の障害となると言うことばかりでなく,会社の整理をしにくくしています.

住宅ローンも似たようなもんで,とにかく日本の金融機関はリスク取らなすぎです.大手銀行は景気の好不調にかかわらず莫大な収益を上げ続けていることからもそのことが裏付けられますね.

日本が発展途上国だった頃からの制度・商習慣がそのまま残っている,ってことなんでしょうか.

大手金融機関は「科学技術創造立国」のために,リスク取れ!

このことは,ノーベル賞受賞が決まった中村修二氏がメディアに語っていますが,メディアの扱いは少ないですね.

BLOGの表題を戻しました

滑舌悪い僕ちゃん首相アベノハルカスミクスによって,金持ちはより金持ちに,そうでない人はより貧乏になり,大企業はより高利益を上げ,そうでない企業はより苦しんでいることが明白になってきました.

そして,下記の記事から,世界的な潮流と言うことが解ります.”僕ちゃん”は,世界の潮流のお先棒を担いでいるだけなのに自分の手柄(?)と思っているお調子者なんです.

これらを是正するには,高額所得者と大企業への課税を強化するしかありませんから,WordPressより前の時と同じものにBLOGとサイトのタイトルを戻しました.

ChieMatsumotoさんのつぶやきから

Richest 1% of people own nearly half of global wealth, says report

ケニアの若者たちの惨状

一昨日(2014年9月29日(月))放送の「世界ナゼそこに日本人」の最後のほうだけ見ました.

最後に紹介されたのはケニアの地方都市で,路上生活をする子供たちを救う活動をしている松下照美さんです.松下さんの活動は本当にすばらしいく,感動しましたが,路上生活をする若者の95〜97%がシンナー中毒というこの国の状況はその何倍もの衝撃でした.そして,その数の多さ.町の中心街の至る所にシンナーを吸っている若者たちがごろごろしている.

少しの金を稼いでも,食べ物は高いから,安いシンナーを買うそうです.シンナーは空腹感を消してくれるから.こんな状況の彼らが遠からずどうなるか,誰でもわかる話です.

これほど悲惨な状況がなぜ世界で知られていないのか.今までマスコミは何をやってきたのか.

司会者や出演者たちは,感動して涙流している場合じゃないです.

未来のことは解りません

昨日の,火山噴火予知連絡会の記者会見では,会長の藤井東大名誉教授が「正確な予知・予測はできない」という趣旨のことを強調してました.

たぶん,理科系の人は,未来の事象を高い確度で予測することは不可能って解っていると思います

異常な事態に遭遇したら,とっさに的確な判断・行動ができるかどうか,そして,最後は運ですね

日本列島は,大地震,大津波,集中豪雨,竜巻,そして今回の火山噴火と天災続きです

予測ができないとなると,想定しうるあらゆることに対応する土木工事をしたがる一部の勢力がありますが,莫大な金がかかるし,たいていは景観を壊すことになり,そして,それとて,完全に被害・犠牲を防げるものではありません.そして,想定外のことには全く対応できないし.

無駄だから何もしない,というのも手かもしれませんが,金をあまりかけず,知恵を絞った”減災”の方向に向かうべきだと思います.

とっさの的確な判断力を鍛えるためには,職場や地域での各種の防災訓練に参加すること,そして,個人個人が日頃からイメージしたり,工夫をすることが大事でしょうね.

ちゃんと,勉強してきた人は^^;
よほど単純な現象を除いて.
DMATの医師も「生死分けたのは運」と、毎日新聞朝刊(2014/09/30)で述べてます。
日本列島に限らないと思いますが.

企業による政治献金

NHKラジオ「ビジネス展望」

2014年9月2日放送

内橋克人氏

「企業による政治献金でその企業に利得がもたらされたら,それは民主主義に対する背信行為であり,政治献金によりなんの利得ももたらされなかったら,経営者は株主から背任行為として追求される」