1. 共通の準備

Tech > Slackware > Slackware 15.0 インストールメモ

内容

クリーンインストール

クリーンインストールの手順はあちこちに書いてあるので省略しますが,最初の1マシンは,macOS上のVMWare Fusionで,x86_64として作成しました(Slackware64 15.0).

絶対に要らないEmacs, Documents, Y(CUI Game)を外して,残りはフルインストールしました.

クリーンインストールして,起動を確認したら,常に共通であるメインユーザーと同じ名前のグループを作成して,GUI(KDE Plasma)でログインしてみます.

外に出られない(つながらない)と話にならないので,sshの準備をします.メインユーザーでssh-keygenして,id_rsa.pubを作業で必要なマシンのアカウントにマージしたいわけですが,管理しているサーバーは全てsshdのパスワード認証を不可にしているので,id_rsa.pubをコピーすることができません.そこで一時的に1台のサーバーのsshdをパスワード認証可にしてデータを送り,完了したらすぐパスワード認証を不可にします.

この辺でいったんスナップショットを撮っておきます.

時間の問題

仮想マシンをでっち上げる時,ときどき時計の不具合が起きます.これまでの経験から,Slackwareのインストール時の設定で,「ハードウェアクロックを使用する」,「ハードウェアクロックはUTC」,「ローカルタイムはJST」とするのが1番無難なのでそうしましたが,macOSの時計をUTCのつもりで参照しますが,実はJSTなので,Slackwareの仮想マシンのクロックが,JST +9hになってしまいます.

解決策としては,Slackwareでntpdを動かすことにしました.先々この仮想マシンをLinux KVMにコンバートしたり,たぶん今回はないと思いますが実マシンにコンバートする可能性もありますから,あまり個別事情に対応した設定をしたくないです.

お仕着せの/etc/ntp.confのタイムサーバー指定のコメントアウトを外して,/etc/rc.d/rc.ntpdを実行可能にして,その場でスタートかけるか,システムをリブートします.

日本語環境

Fonts

Slackware 15.0では,notoフォントが入っているので追加でフォントは要らないかもしれません.

Firefox

FirefoxもSlackware 15.0に入っていました.たぶん自分でインストールしたほうが,最新版を遅滞なく利用できていいと思いますが,自分でのインストールは後でもできるので,しばらくバンドル版を使ってみることにします.

Keyboard Layout

GUI(KDE Plasma Desktop)にログインした後のKeyboard Layout設定は,KDEのsettingで設定できますが,kdmではキーボードレイアウトがx.orgの設定に依存するので,/etc/X11/xorg.conf.d/内に,日本語のレイアウトの設定を入れとかないと,記号をパスワードに混ぜているかもしれない今日,パスワードが入力できません.

ファイル名は, “90-keyboard-layout.conf” で,中身はこんなところでしょうか.

Section "InputClass"
        Identifier "keyboard-all"
        MatchIsKeyboard "on"
        MatchDevicePath "/dev/input/event*"
        Driver "evdev"
        Option "XkbModel" "jp106"
        Option "XkbLayout" "jp"
        #Option "XkbVariant" ""
        Option "XkbOptions" "terminate:ctrl_alt_bksp"
EndSection

Notes:
1. UID, GIDともいつも使っているものを使用.
2. このファイルのオーナーを,root:root にしておかないと,logout時に予期せぬトラブルが起こることがあります.
UID, GIDともいつも使っているものを使用.
このファイルのオーナーを,root:root にしておかないと,logout時に予期せぬトラブルが起こることがあります.