Slackware ARM: ntpパッケージupdate時の注意

自分宛の注意事項です.

Raspberry Piは,バッテリーで駆動される時計を持っていませんから,起動時は1970年1月1日になってしまいます.

Slackware ARMは他のdistroと違って,起動スクリプトにこれをなんとかする仕組みがないので,ntpdが同期して最初に内蔵時計を更新するまで,1970年1月1日のままで,いろいろ不都合が起きます.

そこで,rc.ntpdのstart()内に,ntpdateを使ってとりあえずどこかの時間サーバーから時刻をもらってくるコマンドを書き加えています.

しかし,ntpのパッケージをupdateすると,オリジナルのntpdateコマンドの入ってないスクリプトに上書きされて,この機能が失われてしまいます.

ということで,リブートしたとき1970年1月1日になるようだったら,rc.ntpd-has-ntpdateとして保存しているスクリプトをrc.ntpdに上書きコピーすること(念のため当該スクリプトが更新されていないかも確認する).