Gentoo RPi (10) Kernel buildingの日

なかなかXorgが立ち上がってくれません.XのFB-DEVのドライバーがないからかなとか,Kernelのモジュールがなにか足りないからかなと,emergeしたり,Kernelの再構築をしています.

Kernelのbuildは,Wikiには,4GB RAMのRPi4で一時間でできるとありますが,8GBのRPi4で,2時間はかかってしまいます.クロックの設定をしなければいけないのかもしれません.

トライアンドエラーが大変なので,結局,Core i7のWSに,RPi4のSSDを外してマウントして,クロスコンパイルすることにしました.RPi4よりはだいぶ速いですが,結構時間がかかります.

Gentoo RPi (9) Xorg起動せず

まる1日かけて,Plasma (KDE), SDDM, Konsole (KDE)のemergeをして,成功しましたが,Xが起動してくれません.

SDDMの代わりに,LightDMにしても同じです.startxをかけてもだめです😓

吐き出すエラーも手がかりにならないので,Kernelのバージョンを下げて試すことにしましたが,また,Kernelのbuildに果てしなく時間がかかります.

Kernelのbuildに関しては,メモリーはそんなに要らないようです.

Gentoo RPi (7) 遅さの原因

根本的な原因は,CPUそのものの性能でしょうね.それはしょうがないです.

これまで4GB RAMのRaspberry Pi 4 Model Bでやってきました.CPUが4つあるので,makeのオプションを-j8としたいところですが,メモリーの制約があるからむやみに増やすなとどこかに書いてあったので,-j6にしました.ところが,-j6でも,rustとかspidermonkeyのような頭のおかしい高度なパッケージでは,しばしばswapを1〜2GBも使います.これは重大な足引っぱりです.

そこで,Slackware ARMで使用している8GB RAMのものと本体の交換をしました.Slackware ARMのほうはそんなに頭のいかれた高度なソフトをしばしば激しくbuildすることもないので4GBでもいいのですが,新しく買った8GBのRPi4本体は,WSとして使えないと結論してから使用目的がなくなり,高いほうを使わないのはもったいないので交換しておいたのです.

ということで,Gentoo ARM64は,8GBのRPi4で遊ぶことにしました.たぶん,swapを使って速度の足かせになる頻度は大きく減ると思います.

EFI設定の復習

Raspberry Pi 4 Gentoo ARM64用のSSDの組み替えをするのに,なんか思い切り勘違いをして,メインWS (Core i7)の旧メインWSパーティションにあるSlackwareと,EFIパーティションを破壊(もちろんソフト的な破壊😓)してしまいました.

具体的には間違えてマウントして,rsyncに–deleteオプションを付けて,コピー先にしてしまいました.

SlackwareはかつてのメインWSなので,ときどき手動ですが,バックアップをかけていました.最新のバックアップは2021年1月2日なので,悪くないです.そこで,全部コピーバックしましたが,EFIパーティションの中身を消してしまったので,それは自分で書いた記事を頼りに修復しました.

しかし,自分で書いた記事をちゃんと読まないから何回も失敗しました.

今回読み飛ばした一番重要なポイントは,USBメモリーから起動する際,「BIOSでBootドライブを選ぶモードに入り,USBメモリーのUEFIを選びます.」です.次の時のために,太字にしておきました.

EFI&GRUBが修復できて,なんとかブートするようになりましたが,SDDMが立ち上がりません.そういえば,1月2日以降に,新しくメインWSに昇格したGentooのPlasmaが,画面のちらつきを頻発するので,長年愛用していたGT-640は諦めて,Core i7のオンチップビデオに切り替えたのでした.

CUIでKernelのIntelのビデオチップをonにしてbuildしなおして,SDDMからPlasmaにログインできるようになり,Gentooもブートするようになりました.