昨夜(2022年12月30日(金))のNHKのドキュメンタリー2番組を続けてみました.松本清張と帝銀事件の第2部とバタフライエフェクト「ロックが壊した冷戦の壁SP」です.
松本清張と帝銀事件は前夜の第1部のドラマがよくできていたので,おおいに期待して見たのですが,ドラマより新しい情報は多くなく,ビデオに録って飛ばしてみるのがちょうどいいと思います.しかし,以前から冤罪疑惑についてはぼやっと知っていましたが,第1部と第2部をみて,平沢貞通死刑囚が真犯人ではないというのは確信できました.たぶん現場の刑事たちもそう思っていたのでしょうけど,今よりも昔は,とにかく犯人を挙げないといけないプレッシャーが強かったんでしょう.それで,石井部隊の憲兵Aを挙げられないとなったら,次にモンタージュに似ていて詐欺の前科があった平沢死刑囚を犯人に仕立てるしかなかったのでしょう.
バタフライエフェクトの方は,面白かったですが “SP” ということで,再構成した番組のようです.David BowieとLou Reedの逸話は見たことなかったですが,ニナ・ハーゲンとメルケル前独首相の話は一昨日再放送されていた「ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」からのダイジェストだったので全部のシーンを覚えてます.
とはいえ,Lou Reedとチェコのハベル大統領の関係については,WikiPedia日本語版には一行も書かれていない新鮮な話でした.特に “Velvet Revolution” の velvetは,Louのバンド “The Velvet Underground” に因んでいるとハベル自身が語った所は非常に興味深かったです.たぶん諸説あるんだとは思いますが.
年末に来て見たくもない特番の嵐で,録りだめていたビデオもほとんど見て尽きてしまったので,孤独のグルメの再放送でも見ることにします.