「この声をきみに」最終回

2週間待たされて,最終回を見ましたが,正直なところがっかりしました.主人公の生き方の不器用さに共感を覚えていましたが,誕生日のプレゼントが何もないので,耳元で「この声をきみに」とささやくなどと言う,これまでの不器用さとは次元の違う高度なテクニックまで駆使して,結果的に妻子を捨てた直後に新しい恋人を得るのに成功したという,バカバカしい話になってしまいました.

そう,このタイトル「この声をきみに」が,その最終兵器だったとは.

話はバカバカしい結末になってしまいましたが,このドラマの麻生久美子はよかったと思います.

旅するフランス語の違和感

朝,6:30に起きれば良いんですが,たいてい6時前に目が覚めます.ニュースを見ても,日米のバカな首脳のニュースばかりで,バカな奴ら彼らの言動を見て始まるのでは,一日が台無しになりますので,たいていEテレを見ています.

6時からは,月曜から,フランス語,スペイン語,イタリア語,中国語,韓国語の順で初級向け講座をやっています.

今日,月曜日のフランス語は,常盤貴子が,フランスをおしゃれに^^; 旅行するという設定の講座です.

しかし,この番組は,日米首脳に負けず劣らずクソです違和感あります.

フランス語をろくにしゃべれないうえ(初心者向けだからそれは当然),フランスのことを知ってるわけでもないのに,いつも落ち着き払っているどころか,気取っている^^;

あくまで女優の演技でそういう設定・演出なんだからしょうがないと言えばしょうがないのですが,初めて行く国ではよほど旅慣れた人でも,ああは落ち着き払えませんよ.あくまで演技であり,そもそもの設定と演出が悪いんですが.

それに比べると,火曜日放送のスペイン語講座の平岳大の方がよっぽどリアルです.初めての国でいろいろなことに新鮮に驚いています.それでも,あくまで演出・演技の範囲であり,現実の旅行とはまた違っていると思いますが.

武井壮

この人はなかなか面白い人ですね.

最初に面白いと思ったエピソードは,肌が弱いって話で,選手時代は,ひと練習して汗をかくごとにシャワーを浴びて着替えていた(日に何度も)という話です.

そして,運動選手を引退して,芸能界入りするにあたっては,お笑い芸人の発言を観察してどういう事を言うと受けるか,真剣に研究したということです.この話は有名だと思いますが.

最近では,体育会系で,上級生こそ下働きをすべきだというツイートが話題になっていて,彼らしいなあと感じています.

MX-TVのバラいろダンディのコメンテーターたちは,その武井壮を含め,わりと自由に発言できるようで,かなり地に近い部分を見ることができていいなと思ってます.

同じ番組で,断然見直したのは勝間和代です.こういう自由な番組で良さがでるんだなと感じます.

ほかにもいろいろいいこと言うコメンテーターが多いです.

そして,宮河マヤと橋本マナミの出し惜しみなしのサービス精神が良いです.

似たような番組ですが,5時に夢中! のコメンテーターはひどいですね.一番ひどいのは,名誉毀損になるから名前は書きませんが,カリスマトレーダーとか言う人です.トレーダーとしては優秀なのかも知れませんが,もの知らなすぎです.そうそう,常識ないのにずけずけものを言うオバサン,そういうタイプです.

他もほんとに,ひどいもんです.ふかわりょうの仕切りがよすぎるので,あんな動物園状態のコメンテーターで維持していけるんだなあと,逆に感心しています.

林修氏の弱点?

年末に見ていたテレビの情報バラエティー番組の中で,タレントの一日の行動で,どのくらいCO2が排出されることになるのか,というコーナーがありました.

林修氏も主なゲストとして出ていました.彼の番組は一時期よく見ていました.よくまああんなことからそんなことまでよく知っているなあと感心してます.さすがに最近は少々飽きましたが^^;

で,そのタレントの一時間の休憩時間で一番CO2を発生した行動は何か,ということになって,解説していた「専門家」が,スマホの充電だ,と言ったのです.しかも,スマホの充電は500Wも電力を消費する,と.

これ,まあ,理系的なセンスのある人なら直感的に指摘できるエラーですね.500Wって,どれくらいのパワーなのか,熱を発生させたらどのくらいになるか,たいてい経験的に知ってます

実際スマホの充電はだいたい,5V 1A〜2.5Aくらいで,最大で12.5Wというところです.

USB Type-Cでは,100Wまで可能だそうです.それでも100Wです.

林氏はなぜそんなでたらめな解説に黙っていたのか.その番組を見た直後に思ったのは,案外林氏は,理系的センスがかけているのかな,ということです.

しかし,この記事を書きながら思ったのは,もし,あそこで,「専門家」の指摘が根本的に間違っていると林氏が指摘したら,そのコーナーは台無しになってしまいます.で,敢えて黙っていたのではないかと.

ということで,敢えて弱点としてあげるならば,根本的に間違っていると気がついても,受け流してしまう,あるいは「長いものに巻かれる」というところでしょうか^^;

たぶん,このCO2のコーナーの監修も.
ただし,化け系を除く(当社調べ)

なぜ旅行会社を規制しない

痛ましいスキーバス事故から1年が経ちました.こうした貸し切りバスの事故があるたびに,バス会社の厳しい経営環境が問題になります.

この1年の間に,規定の料金以下でバス会社がバスの運行を受注することが法律で規制されました.

NHKによれば,名目上は法定料金を支払う形にするが,10〜50%を手数料と称して,減額して渡す旅行会社が少なくないそうです.これらは,明確な法律違反であるとのことです.

下請けいじめという言葉があるように,旅行会社とバス会社の力関係を考えれば,だれだって,バス会社のほうを規制しても意味のないことが解ります.

関係当局はバカなんでしょうか.それに触れないマスコミもバカなんでしょうか.

旅行会社の献金・ロビー活動が奏功しているってことでしょうね.関係当局が献金やロビー活動の対象にはならないわけですから,当然政権与党が,誰が考えても当たり前の旅行会社のほうの規制を阻んでいるってことですね.