年末に見ていたテレビの情報バラエティー番組の中で,タレントの一日の行動で,どのくらいCO2が排出されることになるのか,というコーナーがありました.
林修氏も主なゲストとして出ていました.彼の番組は一時期よく見ていました.よくまああんなことからそんなことまでよく知っているなあと感心してます.さすがに最近は少々飽きましたが^^;
で,そのタレントの一時間の休憩時間で一番CO2を発生した行動は何か,ということになって,解説していた「専門家」が,スマホの充電だ,と言ったのです.しかも,スマホの充電は500Wも電力を消費する,と.
これ,まあ,理系的なセンスのある人なら直感的に指摘できるエラーですね.500Wって,どれくらいのパワーなのか,熱を発生させたらどのくらいになるか,たいてい経験的に知ってます.
実際スマホの充電はだいたい,5V 1A〜2.5Aくらいで,最大で12.5Wというところです.
USB Type-Cでは,100Wまで可能だそうです.それでも100Wです.
林氏はなぜそんなでたらめな解説に黙っていたのか.その番組を見た直後に思ったのは,案外林氏は,理系的センスがかけているのかな,ということです.
しかし,この記事を書きながら思ったのは,もし,あそこで,「専門家」の指摘が根本的に間違っていると林氏が指摘したら,そのコーナーは台無しになってしまいます.で,敢えて黙っていたのではないかと.
ということで,敢えて弱点としてあげるならば,根本的に間違っていると気がついても,受け流してしまう,あるいは「長いものに巻かれる」というところでしょうか^^;