経済人

経済のことで食ってる人をなんていうのかなと思い,とりあえず「経済人」でネット検索したら,「経済人(けいざいじん)またはホモ・エコノミクス(homo economicus)とは、もっぱら経済的合理性のみに基づいて個人主義的に行動する、とした(と想定した)人間像のこと」(WikiPediaより)だそうです.

日経系のメディアからは,こういう臭いがするので,なるべく触れないようにしています.たまたま,数日前に,テレビでザッピングをしていたところ,テレ東の相場の番組でアメリカの大統領交代に関して「専門家」が解説していたので,「へー,相場の番組でアメリカの政治についての解説か,珍しい」と思って,しばらく見ていました.

論旨としては,いまさらトランプ大統領の弾劾訴追の審議などすべきではない.なぜなら,このことで議会の他の審議が止まり,次期政権の経済関連閣僚の承認が遅れて経済に悪影響が出る,ということでした.

まさに「経済人」ですね.森羅万象を経済の視点からとらえる.WikiPediaの見出し語が服を着て歩いているかのようです.彼らをいつまでものさばらせていたら,自己責任原理主義の社会になってしまいます.今もかなりそれにちかいですが.

某新聞電子版に金を払うなら,毎月その金額でビットコインを買った方がましです.

それもかなり短期的な.

マスコミは例外でいいのか

2回目の緊急事態宣言が政府から発出されました.人の動きがを減らすことが重要だということがよくわかります.しかしテレビ報道などでほとんど人出に変化はないようです.

テレビ局のキャスターは言います「一人一人の行動が重要です」.その一人一人にテレビ局のスタッフは入っていないんでしょうか.テレワークがなかなか進まない現状を報道します.テレビ局自体はどうなんでしょうか.

人に言う前に自分でやってみたらどうでしょう.

購入済み

最近はどのSNSでも広告が入ります.その中の一つの,パスワードが平文で保存されているSNSでは,広告が気に入らない時その広告を非表示にすることができます

「非表示にする」を選んだ時理由を尋ねられます.こちらの個人的な嗜好や消費の傾向を探っているのに違いありません.そこで,最初のうちは一番ふさわしくない答えを選んで回答していました.

しかし,そうした回答方法でもこちらの何らかの性質を探られてしまうに違いありません.

そこで最近では,どんなものでも,たとえネトウヨの著書でも「購入済み」として答えることにしています.

たまに実際に購入済みのものもありますが,これだったら,嗜好やその他の傾向を探りようがないと思います.

MeWeは,MeWeの有料サービスの宣伝以外は入りません.
非表示にしたはずなのに何度も見たことがある気もしますが.
つい先日は,わが家のメーカーの広告でした😥

モラルへの訴えかけは有害である

テレビのスポットCMでも、街中のポスターでも、モラルへ訴えかけをする広告をよく見ます.しかし,そうしたモラルへの訴えかけは,

  1. 訴えたい対象の人たちには届かない.
  2. すでにそうしたことを守っている人たちを萎縮させるなどの副作用がある.

と言う特性を持っています.

1については説明の必要はないと思いますが,訴えかけの対象となる人たちと言うのはそうゆう訴えを見ても自分に言われているとは思わないし、そもそもそうした類の情報に注意を払わない(だからモラルが低い)です.まあ,そんなもんだで,笑って済ませられますし,100人に1人,あるいは1000人に1人でも「改心」してくれれば効果があったと言えるかも知れません.

しかし私は2が深刻なので,こうした訴えかけはやめるべきだと常々考えています.

モラル意識の高い人たちはいつもこういう情報に敏感なので、普段から守っていることなのにより厳しく自分を律してしまうことがあると思います.

自分が急病で,本来救急車を呼ぶべき状況なのに,「その119番必要ですか」という標語が頭をよぎって,他の方法を考えているうちに手遅れになるってことが,たぶん実際起きていると思います.

そもそも,重症かどうかなんか素人じゃ判断できませんし,自分の体にいま起きていることとなると正常性バイアスも働くので,たとえ当事者が医療関係者だったとしても正しい判断ができないと思います

あるいは,まれなケースだと思います(思いたい😓)が,こうした広告が,自分は守っているのに守ってない人がいると考えている人たちの怒りをあおり,他人の行動にまで文句を言い出したり実力行使をしだしたりする可能性があります(なんとか警察).

ということで,モラルへ訴えかける広告は,効果がないどころか有害だと,接する度に感じています.

テレビは “ACジャパン” が多いですね.
実際そういう話はときどき見聞きします.

古今亭志ん輔

あいかわらず,関東地方の地上波で唯一の寄席中継(録画)である千葉テレビの「浅草お茶の間寄席」を録画してみてます.たいてい3人出演しますが,じっくり全部見ることはないです.

落語はまあ面白いですが,聞いたことある話ばかりで枕だけ聞いて後は飛ばすことが多いです.漫才,漫談,講談,紙切り,曲芸なども残念ながら鑑賞に堪えるものは少ないです.

漫才では,ロケット団と宮田陽・昇は見ますが,たいてい,既に何度も聞いたネタであんまり楽しくないです.

寄席(浅草演芸ホール)自体がしばらく休みだったそうです.中継は続いていたと思います.たぶん,再放送でつないだのだと思いますが,そもそも見たネタは飛ばすので,たしかな記憶はありません.

最近,入場客数を減らして再開したようです.

昨日の放送には,標記の古今亭志ん輔が登場しました.休業期間中ひげを伸ばして1.5cmにもなったそうです.この日の出演の後,そり落とすそうなので,珍しい姿を見ることができました.

志ん輔と言えばお母さんと一緒に15年間も出演したことが有名で,その後半はわが家の子育て時期とも重なり,すっかり親しみを持つようになりました.

何が良いって,声が良いですね.少し高めでよく通り,滑舌が良い.まあ,落語家はたいてい滑舌は良いと決まってますが,中にはそうでない人もいて,だんだん老人性難聴の領域に入ってくると,何を言っているかさっぱりで困ります.そんな状態なので,安心して聞けます.

また,子供番組を長年やったことが良いのか,そうだから子供番組を続けられたのか,因果関係がわかりませんが,噺家にありがちな下品さがなく,それでいて,鼻につく気取りがないのも良いです.

次回の,ひげを剃った姿での出演を楽しみにしています.

2020年10月11日(日)
WikiPediaによれば,1984年〜1999年
政治家も滑舌が良くてあたりまえの世界だと思いますが,何言ってるかさっぱりって人がいます😓