メディアの8割が政権支持

政権が与党に都合の良い選挙制度を続け,またメディアに圧力をかけて現在はメディアの8割が政権寄りの報道をしている

2022/10/30放送のNHKスペシャルから(要旨)

昨夜,見るとはなしに見たNHKスペシャル “混迷の世紀 第3回 岐路に立つ“民主主義” ~威主義拡大はなぜ~” の中で紹介されたある国の実情です.

番組を見ていればハンガリーの話と解りますが,ここだけ切り出されると,日本の話か(あるいは「文春と赤旗しかない日本よりまし」)と思っちゃいます.

最後にスタンフォード大学の教授が語った,「支持する政党がなくても(「選択肢がなくても」だったかも)投票をするということが民主主義を守るうえで重要(意訳😓 だいたいそんな趣旨だったと思います)」は心がけて生きていきたいと思います.

全く見るつもりはなかったんですが,面白かったので最後まで見てしまいました.
たぶん,ラリー・ダイヤモンド教授.NHK+で確認できますが,しません😓

敵地攻撃

ウクライナからの情報は本当の戦争がどんなものかの理解の助けになります.

日本の安全保障を懸念させる,現在想定される主な仮想敵は中国とロシアだと思いますが,ウクライナは実際にそのうちの一つの国から侵略を受けていますから,ウクライナと日本を置き換えて考えれば良いだけなので想像力がよほどなくても想像できます.

ロシアはウクライナを無くすためにクリミアの併合から始めて今回の侵略に及んでいますが,「祖国の防衛だ」とぬかしてます.

ここで,ウクライナを日本に置き換えて考えてみれば,具体的には恐ろしくて書きませんが想定されるシナリオはかなり絞られたものになります.

で,標記の敵地攻撃ですが,これは考えるまでもなく火に油を注ぐものになります.ロシアがミサイルを撃とうとしたその直前にミサイル基地を攻撃するということですが,ロシアは絶対に日本が先に攻撃した(事実関係もそうですし)と主張してさらに攻撃を強めるに違いありません.相手は核兵器を持ってますから,とてもじゃないけどそんなリスクを冒すことは得策ではないでしょう.

また,ウクライナと日本,キーウと東京を比較して解ることは,人や車の密度の圧倒的な差,それから,防空壕などの空からの攻撃に対する設備が不足している,というか全くないことです.日本の大都市には地下鉄や地下街がありますが,ミサイル攻撃に対してどれだけ役に立つのか全く検討されていないと思います(当社調べ).

たぶんロシアがウクライナの駅や高層アパートなど民間施設に打ち込んだ規模のミサイルで日本の大都市の同様の施設が攻撃されたら桁違いの犠牲が出るでしょう.

ただ,ロシア軍は思っていたより強力ではないということも見えてきました.兵士たちの練度や士気,兵器の質・量などです.ある程度の強国が複数の方面から攻めたら案外簡単に瓦解する様に思います.ただし,ロシアは核兵器を持ってます😓

敢えて書けば,首都や主要都市の高層ビル,原発や大規模発電所,大きな駅,新幹線などへのミサイル攻撃などです.
ただこれも,既に戦闘状態に入っているか,そうでないかでかなり後の状況は違ってきますね.後者の場合は日本が戦端を開いたことになり,国際的に非難される恐れがあります(特に「中立」な立場の国々から).前者の場合は国際的に非難されることはないと思いますが,今のロシアによるウクライナ侵略の状況を重ねれば「報復」として高層アパート,駅,発電所などの民間施設の攻撃という卑怯で残忍な手段をエスカレートさせることが想像できます.

かたくななわけ

東京オリンピック贈収賄事件ですが,単純な贈収賄ならさっさと認めた方が後が楽だろうにどうしてT橋元理事はかたくなに否認するのか,当初は理解できませんでした.

その後,△OKIだけでなく,いろんな有名企業の名前が出てきて,また一部のジャーナリストは「さらに(T橋元理事の)上がいる」と発言しています.

つまりあまりに大規模すぎて,一つ認めたら「上」を含めて全部出てきてしまうので最初の一つを認めるわけにいかないということのようです.

イタリアの国の借金が深刻な状況なら日本は既に死んでいるのか

今,テレビの情報系バラエティーで某生保系研究所の偉い人が「イタリアの国の借金はGDP比150%を越えていて深刻な状況」って言ってました.

確か日本は軽く200%を越えているはずと思って調べたら,250%を越えていました😓

日銀総裁を始め,日本の経済の舵取りをしている人たちはそれでも「大丈夫」って言っているんだから,イタリアも大丈夫でしょう.

高度1000km

北朝鮮のミサイルが青森県上空を通過した件ですが,なんかNHKも民放もその高度が1000kmであるということについて,詳しい話をしない,というか少しも踏み込まないのが理解できないです.

マスコミの理科音痴については当サイトではこれまでも再三指摘してきましたが,この「高度」に関しては理科以前の生活力というか普通に生きている間に経験して得るものの範疇だと思います.

ジェット旅客機の巡航高度は10,000m前後ですから,kmで言えば10kmです.そして国際宇宙ステーションはちょっと調べればわかりますが高度408kmです.つまり,1000kmはまぎれもない「宇宙空間」です.そこを飛んでくるというのは非常に特殊な状況です.

そうした特殊性を踏まえた上で,日本の上空の宇宙空間をミサイルが通過すると我々国民にどういう危険があるのか,あればどのように気をつければよいのか,論理的科学的(あるいは統計学的)に解説してほしいものですが,そうした解説はメディア専属の解説員からも,専門家とされる防衛省OBたちからも聞いたことがありません.

一つだけ自分で考えてみました.政府は「丈夫な建物内に避難しろ」といいますが,それで本当によいのか.ロシアによるウクライナ侵略の生々しい映像を見て,ちょっとやそっと丈夫な建物にいてもミサイルに直撃されたらひとたまりもないことを学習しました.

仮に小さい破片が高速で真上から落ちてきた場合当たる確率は上から見た面積に比例します.建物に破片が当たって建物が壊れて人的被害が出る(壊れた建物で怪我をする,火事になり巻き込まれる)確率と,屋外にいる人に直接当たる場合は,前者のほうが的になる面積が広い分確率は高いですが,致命的なダメージを受ける確率は後者のほうが高いでしょう.ということで,「命」を考えたらやはり丈夫な建物内にいるほうが良いように思います.

弾道ミサイルが頭上で爆発して真下に破片が落ちてくる,というのは,頭上で迎撃した場合しかたぶんあり得ないでしょう.