いつまで続く不寛容

戦後の日本の政治をほとんど牛耳って,良くも悪くもしてきた,自民党政権の首相の中でも,あからさまに分断をあおり不寛容の姿勢を見せ続けたのは,小泉政権以来だったでしょう.

私も暗黒な政治状況の中,いろいろ学び,考えてきたつもりですが,分断・不寛容・ナショナリズム(排他主義)の根っこは利己主義のようです.その反対は利他主義です.

世論調査などを元にした識者の見解では,アメリカでは利己主義な人と利他主義の人の割合は3:7くらいだそうです.先の政権下での国政選挙での自民党の得票は30〜40%だったことから,日本ではもう少し多いと思いますが,それでも幸いなことに利己主義的な人は過半数はいないと思います.

最後はあごも隠れず,衛生用品としての基準も満たさないマスクを全戸に配るなど,「殿様ご乱心」な政策を行い,長期政権が腐敗する解りやすい例を残してくれたことが,一番の成果だったと思います.

新しい首相は,キャッチフレーズに「自己責任」と繋がるようなことを唱えています.自己責任論はほとんど利己主義の言い換えですし,実際前政権の政策の継承を明言しています.

得票率30%台で2/3の議席が得られてしまういまの選挙制度が続く限り,利己主義な人たちを当て込んだ政策が続くのでしょう.

いつまで暗黒時代は続くのか.

Notes:
1. 自民党だったからこそ「良く」できたというのはほんの少しだと思うけど😓
自民党だったからこそ「良く」できたというのはほんの少しだと思うけど😓