KVM (4) やっと起動

起動はしていたんですが,やっとコンソールがつながりました(コンソールがつながらなければ,起動していてもしょうがないです^^; ).

Spice関係のインストールで,Gtkを明示的に3.0と指定することで,動くようになりました.

あとは,ネットのセッティングができれば,完成となると思います.

20141116-vm 20141116-vm2 20141116-vm3

KVM (3) 中間報告

その後も,AMD Athlon II X4のマシンと,Intel Core i7のマシンでいろいろやってます.

AMDのマシンは,VirtualizationをEnableにしてXを立ち上げるとシステムがフリーズすることがあるので,Core i7のほうで主に試していました.

なにぶんKVMの使用を全く想定していない,Slackwareでやっているので,30近いソフトのインストールやupgradeが必要でした.

それで,ようやくvirt-managerによる仮想マシンの作成のところまで来ました.そして,ディスクイメージを作成して,仮想マシンの起動までいくのですが,Gtkの問題で動いている仮想マシンにコンソールがつながりません^^;

というところまで来ました.もう一息なんだと思います.もう少しがんばってみます.

KVM (2) なかなか厳しい^^;

なかなかきびしいです.

一応必要なソフトのbuildは成功しました.いろいろ依存性があり,xfsprogs, dmapi, GNU parted, lvm2などのupdateが必要で,libfdt, libvirt, libvirt-glib, libyajl そして qemuのbuild & installが必要でした.

やっと準備完了して,テストに入りましたが,システムが不安定になり,特にnVidiaのaccelarated driverが固まりまくりです^^;.この開発システムは,わが家のルーター兼サーバーで,これを何度もハングアップさせるのは,日常生活にあまりにも影響が大きいので,これ以上のテストは断念しました.

仮想システムのセットアップのために,ハードのシステムがもう1台必要です^^; なんとも皮肉な^^;;

BIOSのVirtualizationをEnableにしただけで不安定になった感じもします.

KVM

クラブのサーバーのディスクが飛び,修復はしない方針にして,会員サービスの受け皿をどうするか相談したり,考えたりしました.

無料でそこそこのレベルのサービスが受けられる,会員ホームページやMLについては,Googleのサービスを使用することになりました.クラウドでもあり,アウトソーシングでもありますね.

では,会員限定の情報やファイルの蓄積をどうするか.これについては,ながねん,便利に利用してきたWikiをどうしても立ち上げたいです.そのためには,自前のサーバーを立ち上げるか,安いレンタルサーバーを利用するかのどちらかにするかということになります.

前のサーバーを置いていた施設の責任者から,そこで運用しているサーバーでKVMを走らせているが,CPUロードやディスク容量がそれほど大きくなければ,クラブのサーバーもひとつの仮想マシンとして動かしてもいい,という話があったので,うまくいくかどうか解りませんが,とりあえずそっちの方向で行ってみることにしました.

私の方で,ディスクイメージを準備して,大家さんに送り,走らせてもらう,という段取りです.

KVMはこれまでやったことがなくて,あちこちで情報を集めて,必要と思われるソフトは準備できました.

そしてKernelモジュールも用意したんですが,

modprobe kvm-amd

とやっても,エラーが出てしまいます.

結論から言えば,BIOSのVirtualizationをEnableにしなければいけないのです.BIOSにVirtualizationなんてスイッチがあったことを知りませんでした.まあ,見てはいたんでしょうが,これが自分にとって必要になるとは思わず,目に入らなかったんでしょうね.

これで,めでたく,

virt-host-validate
  QEMU: Checking for hardware virtualization              : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/kvm                      : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/vhost-net                : PASS
  QEMU: Checking for device /dev/net/tun                  : PASS
   LXC: Checking for Linux >= 2.6.26                      : PASS

となりました.アウトソーシング,クラウドに加えて仮想化です.実現すれば,他の無線クラブにはない,ICTの先端技術がすべて導入されます^^;

いよいよ,ディスクイメージ作ってSlackwareをインストールしてみます.

失われて知る蓄積したデータの大切さ

無線クラブのサーバーのディスクが飛んでしまいました.

置いてある施設のメンテのための停電に備えて,前夜に停止し,メンテ後に再起動させましたが,起動してくれませんでした.

ディスクを取り出して,USBアダプターをつけて,何十回と起動を試みましたが,USBのディスクとして認識されますが,パーティションマップが読み込まれません.

vid, pidがきて,

scsi host18: usb-storage 1-1.1:1.0

までは来るのですが,次に来るべき,

Direct-Access     HDS72251 6VLSA80          V34O PQ: 0 ANSI: 5

のような情報や,それにつづくパーティションの情報が来ません.

停止させる前まで動いていたし,ディスクに関するエラーは吐きませんでしたので,起動時に一度だけ読み込むパーティションテーブルかそれよりももっと前の部分が壊れているのでしょう.

全体が壊れているわけではないので,専門業者に頼めばかなりのデータは読み出せると思います.ただし費用は5〜10万円かかりそうです.

このサーバーは,クラブのサーバーとしては3代目で,初代,2代目のデータや仕組みをいろいろ引き継いできました.

3代目へのリプレースに当たっては,RAIDにしようかと思いはしたのですが,仮にディスクがトラブってもびた1 byte読み出せないことにはならないだろうと,RAID化は見送りました.結果的に甘かったと言わざるを得ません.

あのデータも,このデータも,苦労して作ったあの仕組みも,二度と帰りません^^;

smartdも走らせていて時々ログも見ていました.