4.1.9は地雷バージョン?

Linux Kernelを最新安定系列の4.2にしたところ、ネットのスピードが異常に遅くなるなどの不具合があったので4.1に戻していました。4.1シリーズはその後long-termになったのでしばらくこのまま行くことにしました。

一昨日の夜、4.1.9にしたのですが数時間でフリーズしてしまいました。

昨日の朝再起動したのですがやはり数時間で止まってしまいました。

今は4.1.8に戻しています。どうも4.1.9は地雷バージョンのように思います。サーバーを止めるわけにいかないのでこれ以上の実験はできませんが。

うるう秒

まあ,閏秒なんて関係ないや,と思っていましたが,どこのご家庭にもある,Linuxマシンはちゃんと対処してくれているのでした.

うちのマシンのlogにもちゃんと入ってました.

Jul  1 08:59:59 je1sgh kernel: [91139.569944] Clock: inserting leap second 23:59:60 UTC

Kernel 4.0.0

当サイトや,そのほかの筆者のメンテしているWSやserverのKernelを4.0.0にしました.

事前に言われているように,3.19からの続きで,番号だけ付け替えたような感じで,特に関連する管理ソフト類を更新する必要はありませんでした.

2.6.xから3.0になったときもそんな感じでしたが.

$ cat /proc/version 
Linux version 4.0.0-01 (root@je1sgh) (gcc version 4.8.3 (GCC) ) 
  #26 SMP Mon Apr 20 18:22:13 JST 2015

64bit化まとめ

なんとか,Slackware 64の自分ナイズについて,全体が見えたので,いったんまとめておきます.

Kernelのbuild

Kernelについては,当初,自分でbuildしたkernel (3.19.0, 3.19.1)がモジュールを自動的にロードしないので困っていましたが,Slackware 64付属の.configを使うことで,解消しました.たぶん,force loadingとかいうオプションがONになることで解消したと思いますが,動けば良いので深くは追求してません.

Slackware 64付属の.configを使うことによる副作用は,ほとんどのモジュールをbuildしてしまうことですが,これも,たいした問題ではないので,放置します^^;

また,kernel のmakeで,build済みのオブジェクトも毎回コンパイルし直すようです.これも,大きな問題ではありません.

まだ,initrdを使う起動はうまくいっていません.が,それも使わなきゃ良いんです^^;;

ソフトのメンテナンス性

ほとんど,Slackware (32bit)と変わりません.Slackwareに付いているソフトについては,SlackBuildでbuildできますし,含まれていないものも,通常のconfigureオプションでたいていbuildできます.

KVM/QEMU

これが,最大の壁でした.いくつかの関連パッケージは,32bitよりもサクッとbuild & installできましたが,最後のvirt-managerがうまくいかず,あきらめました.

手動で,qemu-system_x86_64は起動するのに,virt-managerでは,使用できるエミュレーターがないというメッセージを出してお手上げです.

関連ソフトは,何巡かbuild & installしています.

使わないことに

多少の制約は残っても後々の問題として抱えたまま,できれば64bitに移行したかったのですが,今日では必須となってしまったKVM/QEMU環境が構築できなかったので,Slackware 64への切り替えは見送ることにしました.

もちろん,最初からKVM/QEMUが含まれている64bit distroを使えば良いだけのことなんですが,それじゃぁおもしろくないです.これまで蓄積してきたSlackwareによるserver/routerの運営ノウハウが活かせません.

というか,Slackwareが好きなんでしょうがない^^;