nanoVNA

私の出入りしているSNS界隈で,標記nanoVNAが話題となっています.

先日の6m and Downコンテストに,miniVNAを持っていきましたが,校正キットを持っていくのを忘れて使えずじまいでした.

久しぶりに使うには,事前にソフトウェアを最新版にupdateしたうえで,校正・試用を十分済ませておくべきだったと反省して,後日,最新版のJAVA版のソフトをダウンロードしたのですが,なぜかMacBookで動いてくれなくなりました.Android版は動くので次回は事前にソフトのupdateをした上で,校正・試用してから,コンテストに臨みたいと思いました.

そうこうしているとき,nanoVNAのことを知り,5000〜6000円で買えて,モニターが着いたスタンドアロンであるということで,これを買えば,PCやスマホとの接続とそれに伴う再校正も必要なくなりますので,購入を決めて,Aliexpressから最安値のものを買いました.

前後して買われた方々の情報をまとめると,価格は前述の通り,日本円で送料込みで5000〜6000円程度のようです(筆者の購入価格は4,944円).

また,CH0, CH1のコネクタからフロンドエンド付近にシールドが施されているもの(JE6LVE/JP3AEL HP & Blog)と,省略されているものがあります(残念ながら筆者のは後者).

さらに,USBコネクターが,USB-Cのものと,USB-microのものがあるようです(筆者のは前者).

出荷時にインストールされているfirmwareは,4tracksの標準版(50kHz〜900MHz)の場合と,2tracks (Antenna Analyzer)版の場合があります(筆者のは後者).

2つのファームウェアの大きな違いは,文字通り表示されるトラックが4か2かですが,この他,フォントのサイズが異なり,2tracks版の方が少し大きくて,何とか読めるサイズです(4tracks版の小さいフォントは筆者には無理^^;).

ファームウェアは公開されていて,今日現在最新の2019年8月2日版では,50kHz〜900MHzの4tracks版と2tracks版,50kHz〜800MHzの4tracks版と2tracks版, 50kHz〜300MHzの4tracks版の5種類があります.50kHz〜800MHzのファームウェアは,8月2日 7月5日版から出現したようで,付属のupgradeマニュアルにも詳細は書かれていません.試したところでは,測定の帯域が50kHz〜800MHzになっていることは確認できましたが,そのほかに違いがあるか不明です.

ファームウェアや,Windows用ソフトはGoogle Driveのここにあります.

https://drive.google.com/drive/folders/1-JViWLBOIzaHTdwdONX2RP8S4EgWxoND

50kHz〜800MHzの2tracksのファームウェアをインストール
50kHz〜900MHz 2tracksのファームウェアをインストール.800MHzまでものと,周波数範囲以外違いがあるのかどうか不明です.
“更新记录.txt”による.

コンテストで個人コールを言い当てられた^^;

6m and downコンテストは,地元の地域クラブの一員として,ほとんど毎年参加しています.

例年,自称総監督(実体は,雑用,後方支援=ロジ担)として,事前の機材の割り振り,当日の設営,事後のログとりまとめと提出,経費の出納等が主な仕事で,コンテスト時の運用はあまりしません.メンバーの中で,自宅からコンテスト参加ができる数少ないものの1人であるということもあります.

運用するとしても,深夜組が寝ている2日目の早朝ということが多いのですが,今年は運用者が少なく,22時半頃に2mのオペをしました.前のオペが,全部SSBだったので,CWで呼び回り(S&P)から始めました.2, 3局目で,”JG1YGH/1″とコールしたはずなのに,”JE1SGH 5NN xxx”と返ってきました.

オペレーターの個人コールを言い当てられ,びっくりしました.もう一度,”JG1YGH/1″とコールして,コンテストナンバーの交換をして無事終了です.

なぜだろうと,考えたのですが,手打ちだったので,クラブのコールサインと自分のコールサインを打ち間違えたかと一瞬思いましたが,思い返してそんなことは確かにありません.

その後考えて至ったありそうな話としては,何局かが同時に呼び,当方の”GH”だけが取れ,パーシャルチェックで,私の個人コールが候補に出たということではないでしょうか.

コンテストの前の場所取りand/or飛びのチェックで,その局と個人コールで交信していました.それで,最有力の候補になった,あるいはOPの方がその時のコールサインを覚えていて,採用した,あたりでしょうか.

クラブ局がOPの名前を付す義務はない

記念局を含むクラブ局が,連続して呼ばれているのをさばいていたり,あるいはコンテストで運用しているとき,少しでも短い時間で交信を終わらせたいのに,しつこく運用者(オペレーター)の名前を聞いてくる人がいます.

SSBやFMに限らず,CWでも記念局やクラブ局に対して, “OP ?”を執拗に打ってくる人がいます.

ときどきSNSでも話題になるのでご存じの方は,またあの話かと思われると思いますが,JJ1WTL本林さんのサイトによれば,昭和34年に郵政省(当時)から,クラブ局運用の際に呼出符号に運用者名を付すよう「通達」が出されていたのです.

詳しくは,上記の本林さんのサイトを読んでいただくとして,この通達は今日効力がない(=運用者名を付す義務はない)ことを,本林さんが総務大臣から確認をとられています.

ということで,未だにクラブ局の運用者名を執拗に聞いてくる人には,

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

©NHK, 2018, 2019

という5歳児の言葉を捧げます.でも,きっと,そういう人は,「NHKは見ていない」とか「インターネットやってない」と,更に高次元な攻撃をしてくるんでしょうね^^;

ついでに言えば,というか,上記の記事ではメインの話なのですが,移動する局が常置場所でないところから運用するときに付す “/1” なども,今日,法令的には根拠がなく,移動する局,例えば “JE1SGH”が日本全国どこで運用しても “JE1SGH”だけでいいわけです.

ただし,JARL主催のコンテストや各種アワード等ではそのルールで移動している局かどうか分けるために “/1” 等を付すことを要求していますので,コンテストに参加したりアワードを申請するためにはそれに従うしかなさそうです.

ちなみに,WWFF(JAFF)では,移動して公園内から運用する場合は,日本では使用例が少ない “/P” を付すようですが,ざっと調べただけでは「根拠」は見つかりませんでした.

いずれにしても,日本国内での運用においては, “/” 以降は何の意味もありませんから,コンテスト,アワードのルールに従ったり,従わなかったり,気分で何を付けても良いことになりますが,ある程度慣例に従わないと,頭の硬い人に,またなんだかんだ言われそうです.

2019年の目標

アマチュア無線以外では大きな事があって,それに関する目標も多数あるんですが,いろいろな問題があるので,公の場^^; には記さないことにします.

差し支えない範囲でのこととしては,

  • 畑を草ボウボウにしない
  • 農機具の整備

を考えています.いろいろ修理して使ってた今の耕うん機は,保守部品もそろそろ手に入らなくなりそう=寿命だろうし,耕せる幅が狭くてたいへんなので,できれば中古で良いので,小型のトラクターを買いたいと考えています.

アマチュア無線的には,

  • 移動運用でもコンテスト参加でも,2QSOsに一度以上IDを送出しない局とは交信しない

をひとつ候補として考えていますが,これだけじゃ「自己訓練」の範疇には入るかも知れませんが,自分の発展,展開にはならないので,もう少し考えます.