RTSPの視聴が不調

防犯カメラに内蔵されているReal Time Streaming Protocol (RTSP) サーバーに接続して防犯カメラの映像をスマホ専用の防犯カメラアプリだけでなく,あちこちのPCで見る,というのを試しています.なかなか実用に至らないのでまだ「試して」います.

見る側は現状ではMacintosh 2台,Raspberry Pi 5 Model B (RPi5), Raspberry Pi 3 Model B+ (RPi3+), Raspberry Pi 3 Model B (RPi3)がそれぞれ1台です.RPi5はPC用の2Kモニターに,RPi3とRPi3+はそれぞれ別の地デジテレビのHDMIポートにつないでいます

アプリはいずれも VLCを使用してきました.しかし,最近どうもVLCが不安定です.RTSPサーバーも不安定でよくフリーズしたり落ちたりしますが,RTSPサーバーが生きていてもVLC側の接続が切れてしまうことがあります.特にCPUパワーの小さいRPi3とRPi3+でトラブルが多いですが,Mac版も以前と比べて動作が安定しません.

そこで,VLCはやめにしてffplay (FFMPEGの一部)に切り替えたところ随分安定になり,サーバー側のトラブル以外止まることは少なくなりました

ffplayは動作は安定ですがどうしたものか,ブロックノイズが多いときは数秒おきに出たりと,面積はあまり大きくなく実用上は差し支えありませんが,気になるレベルで出ます.

今度VLCが安定になったら,updateをしないように設定しときます.

ただし,テレビ側の音声入力への仕様が辛いようで音声は出ません(起動後しばらく出ることもありますがじきに途絶えます).
ただし,Mac版のFFMPEGはX対応(XQuartz)のものしかなく試せないことはないですがあまりやりたくないので今のところ使っていません.

Raspberry Pi 5でManjaro ARM + KDE動く

Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)でManjaroが動かないものかと,ネットで色々検索したら,Raspberry Pi OSのKernelを使えば動くらしいことがわかりました.

Raspberry Pi OSの場合は,Kernelは起動するけど,SDDMが起動しないので,XorgかSDDMに問題があるのだろうと思っていましたが,どうやらManjaroの場合はKernelだけの問題のようでした.

そこで,Raspberry Pi OSの/boot/firmwareにマウントされる,起動SDカード(もしくはSSD/HDDのパーティション)の内容をvfatにフォーマットしたSDカードにコピーし,Raspberry Pi OSの/lib/modulesのKernelのバージョンに対応したモジュールをManjaroの/lib/moulesにコピーして,/boot/cmdline.txtのrootの指定ををManjaroのルートドライブにすることで,Manjaro ARMのKDE Plasma Desktopが動きました.

ManjaroのupdateからRPi5対応のKernalが降ってくるまではこのままの体制で行きます.

Raspberry Pi OSのようにポインターの矢印やIビームがちらつくことはありませんが,全体にもっさりした感じです.Graphic Processorの違い(Manjaroはllvmpipe, Raspberry Pi OSはV3D)によるのでしょうか.

Raspberry Pi OSのKDEがRPi5で動く

今日降ってきたRaspberry Pi OSのupdateで,ようやくRaspberry Pi OSからapt installでインストールした公式チャンネルのKDE Plasma DesktopがRaspberrry Pi 5 Model B (RPi5)で動くようになりました

ただ,ポインティングディバイスのポインターやIビームが意味もなくチラチラします.気にしなくても気になる程度です😥

それでもディストロの正式配布のKDE Plasma DesktopがRPi5で動くのですから耐えます😥

SDDMからログインする形で.

RasPi 5使い始めたら4を使う気がしなくなった

あくまで,日本語workstation(WS)として使用する場合の話です.Raspberry Pi 4 Model B (RPi4)を手にしたときはなんて速いんだろう,Raspberry Pi (RasPi)史上初めて日本語WSとして使えるモデルだな,と感じたものですが,Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)を使い始めたら,もはやRPi4には戻れません.

それだけに,ManjaroやRaspberry Pi OSでKDE Plasma Desktopが一日も早くRPi5対応になるることを願ってやみません.

もちろん,RPi4にはIoTとしての使いみちが残っています.

RPi5の純正ケースの蓋

Raspberry Pi 5 Model B 純正ケースの蓋を開けたところ

Raspberry Pi 5 Model B (RPi5)にFan付きヒートシンクをつけた場合のStressberryによるストレステストの際の温度変化は二重の時定数があるような面白い曲線になりました.

Raspberry Pi 5 Model B 8GB w/ active heatsink
Raspberry Pi 5 Model B 8GB w/ active heatsink

この動作中にファンの回転数が変わるのか,ケースの蓋を開けて観察してみました.Stressberryによる温度変化は次のようになりました.

Raspberry Pi 5 Model B 8GB w/ active heatsink w/o case lid.

ベースラインの温度が2〜4℃ほど低い上,フルロード時の温度は最大で10℃も低いです.

アイドル時の温度は46℃台なのでファンは停止していました.フルロードですぐにファンが回転し始めましたが,その後回転数が上がったようには見えませんでした(確かなことは言えません).

どうやら二重時定数の長い方の時定数はケース内全体の熱に依存するといえそうです.そうなるとやはりアクティブヒートシンクとケース内全体の熱を排出するファンの組み合わせが一番良さそうです.

CPUがフルロードになるような使い方はしないと思いますが,CPUの温度が上がったらケースの蓋を外すことにします.

ファンは47℃以上で動作する仕様だそうです.
デスクトップPCと同じ.