使い物にならなかったカーワックス

オーストラリアにいた頃(1996〜1997年),テレビを見るのも英語の勉強と言うことで,通販番組もよく見てました.買ったことはほとんどなかったと思います.その中で特に印象に残っていたのが,Dura Shine(デュラシャイン)というカーワックスです.そのうたい文句は,

これまでのワックスは水をはじく強さを追求していため,はじききれなかった水玉がそのまま乾燥して跡が残る.このワックスは逆転の発想で,親水性のよいワックスのため水はけがよく,水玉として残ることがなく,跡が残らない.

というのです.この説明にはいたく感心しました.しかし,買うか買わないか迷っているうちに帰国してしまいました.日本に帰った時点では売られていませんでしたが,数か月したら,なんと通販番組で取り上げられました.そこで買ってみました.ゲル状のワックス2本と「専用」洗剤のセットです.ワックスにしてはけっこう高かったと思います.

1本はほとんど使ったんですが,不具合があって,以後使用をやめました.それは,このワックス一度塗りで拭きあげは不要と言うことなのですがゲル状のためむらができます.ところどころですが,”ワックス”が水玉状に盛り上がります.

私のクロノスは,よかったんですが,妻のファミリアのシルバーメタリックの塗装が,このワックスの水玉が乾燥した時,塗装にひび割れができることが解りました.近くで見なければ解らない小さいひび割れで,それも確認したのは1か所でしたが,塗装との相性によってはこういう副作用があるのだなと言うことが解り,以後使用するのをやめました.

古い品物を整理していたら出てきました.ワックスなので燃えるゴミでよかろうと,捨てました.

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