自分が何をやりたい,何になりたいなんて高校生のうちから皆わかるのかな

ニュースを見ていたら塾の講師が「目標とする大学は,将来何をやりたいかから逆算して選択すれば良い」的なことを言っていました.

もっともだと思いますが,高校の時点でみんな将来自分がなりたいものがわかっているとはとても思えません.

もちろん,親が医師だったり弁護士だったりして,自分もそういう仕事が嫌いでなけれは早いうちに具体的な目標ができるかもしれませんが,むしろ例外でしょう.

筆者自身は高校生の頃は,大学を出て理工系のそれも理よりも工の方の何らかの仕事につくくらいな程度の漠然とした目標しかありませんでした.

まあ,周りにそのへんのアドバイスができるような気の利いた大人がいなかったということもあります.

結局,そんな漠然とした方向性のまま,ほぼその方向にあった仕事に付き,定年まで働きましたが,自分が何になりたかったかはっきりしていませんでしたから,自分がなりたいものになったわけではなく,また自分の適性に合っていたのかもわからないままです.

親を含めて.

蛍光灯の照明をまた一つ廃棄

リビングの一番中心的な照明は,長いことスリム蛍光管を使ったものを使ってきました.スリム蛍光管だからか,インバータ式だからかわかりませんが,蛍光管が駄目になると,チラチラするのでなくいきなり点かなくなります.

スリム蛍光管を3本使うタイプで,カバーの外径は600mmあります.

交換の蛍光管も安くはなく,ここ何回かの交換ではLED照明に変えようか考えました.しかし,大型の気が効いたLED照明だと2万円からしたので,問題を先送りして交換用の蛍光管を買って交換してきました.

今回は,LED照明がかなり安くなってきたのと,スリム蛍光管のセットがずいぶん高くなってきたように思うので,LED照明に交換することにしました.

スリム蛍光灯の照明

カバーは可燃ごみ,本体は不燃ごみ,だめになった蛍光管は交流センター持ち込みで処分できます.

まだ蛍光灯の照明がいくつかありますが,あとはスリムでなく普通の蛍光管なので,使用頻度と交換するLED照明に気の利いた品があるかで考えていきたいと思います.

需要が減っているのでしょう.
蛍光管の交換2〜3回分くらいで,まあまあ気の利いたLED照明が買える.

ATOK Passport 解約

ATOKの代わりにGoogle日本語入力が使えないか評価したところ,結論的にATOKを解約しました.

Google日本語入力は,

  • 連文節変換がタコ
  • 誤入力の自動修正機能がない
  • 他のディバイスとのシンクロ機能がない

など,ATOKと比較すると,今流行の表現で「周回遅れのデジタル技術」です.特にATOKの良いのは,ユーザーが手入力した単語や,自動学習したユーザー辞書が一日一度クラウド経由で各ディバイスでシンクロされるところです.

筆者の利用環境では,

Mac mini : Macbook : その他のWindows全部 = 9 : 1 : 0.1

くらいの利用比率です.Windowsでまとまった文章を書くことはないので無視して良いですが,全体の1割程度利用するMacbookにおいて,このシンクロ機能が非常に有効です.

ほとんど常日頃使うMac miniに手で登録したり自動学習したユーザー辞書が,たまに使うMacbookに完全に反映されるわけで,たまに使うからこそこのシンクロが活きてきます.

このシンクロ機能だけでも月々300円を払う価値はあると思います.

また,Google日本語入力の連文節変換のタコさ加減は,全く文節間の関連を見ていないかのごとくです.例えば,直上の文の「払う価値」は,最初の変換では「払う勝ち」になりました.「払う勝ち」なんて日本語どこにもないでしょう.

全体として,Google日本語変換は10年以上前のATOKと同等かそれ以下と思います.

ですが,ATOK Passportを本日解約しました

多分,一定以上の収入がある人で,複数のパソコンを使う人は絶対に使うべきソフトだと思います.

しかし,収入が一定以下の現状では,贅沢品の位置づけで解約します.人間が不便さを克服するよう努力することにします.あんまりきつかったら,また契約するまでの話です😅

税込み330円.
月単位の契約なので7月31日まで使えます.

突如としてMTAへの攻撃が止む

何年か続いていたMail Transfer Agent (MTA)への攻撃が7月2日をもって止みました.

2年前からの不正なアクセスのIPアドレスを全部iptablesで “DROP” しています.その数は7000余りです.

たぶんまた何か月か経ったら新しいIPアドレス(=ボット)を使って攻撃してくるとは思いますが.

SIM swap 詐欺 (4) 初期の認識

SIM swap詐欺がメディアで話題になったのは数年前のようで,その頃のICTメディアの解説記事を読むと,まずSIM swapありきの前提で,解ったような解らないような解説がしてあります.

犯行は概ね以下のような流れであるとの解説です.

  1. フィッシングなどによりキャリアとの契約ID,パスワード,電話番号を抜き取る
  2. 免許証を偽造して(どうやって住所などの情報を得るのか?)窓口に出向いてSIM紛失を申し出て再発行を受ける(正規ユーザー=被害者のSIMは無効になる)
  3. 不正に入手したSIMを犯罪グループのスマートフォンに入れて起動し,銀行アプリなどを使って犯罪グループの口座に不正に送金する

しかし,SIMカードを不正に入手したからといって銀行アプリで不正アクセスするのは無理でしょう.iPhoneであったらiCloudのアカウント情報,AndroidであればGoogleのアカウント情報が最低限必要で,それらが入手できた上で二段階認証を突破できれば(たぶん電話番号が同一というだけではできないと思います)使用していたアプリが「復元」できます.また,銀行アプリのアカウント情報については復元できるかどうかはアプリ次第でしょう

最近の報道ではSIMが不正入手されてから銀行口座にアクセスされて不正に出金されるまではほんの数十分で,自分のSIMが使えないと気付いたときはたいてい手遅れだとのことです.

iCloudやGoogleのアカウントをハッキングして銀行アプリを探し出してハッキングするというのは数十分では無理でしょう.

またSIM swap詐欺が出始めた頃のICTメディアの記事にある「自分のSIMが有効か気をつける(まめにアンテナの表示を確認する)」というのはあまり意味がないことが分かります.

何が違うかというと,そもそも先にフィッシングで携帯電話の情報をだまし取ってSIMを不正に入手する,という犯行の手順です.

先にフィッシングで銀行口座をだまし取って,付随する電話番号からSIMの不正入手をする,というのが正しい😅 犯行手順と推測されます.

特定の人を狙ってフィッシングするにはSMS経由が有効ですが,SIM swapされた時点で被害者の携帯電話にSMSを送ることはできませんのでSMS経由のフィッシングは不可能です.