箱庭遊び

ホスティングサービスなどでは仮想マシンは実用的な技術ですが,個人では作っては崩しを繰り返す箱庭遊びみたいなもんです.それでも実マシンから仮想マシンへ,あるいはその反対方向へ,またはKVM/QEMUからVMWareといった具合に違うシステムのホストの間で,と移転させるのには若干のノウハウが必要です.

時々思い出しては遊びますが,じきに飽きます.

しかし今回実マシンを破壊してしまって仮想マシンから “復元” することになりました.その際1年間のブランクのため,無駄な試行錯誤が必要でした.

これからは時々は箱庭遊びをして勘所を忘れないようにしたいと思います.

定期的に実マシンを仮想マシンに移転するのがバックアップの意義があって良さそうですが,新しく移転したら “かわいがってきた” 古い仮想マシンを未練なく消せるのか,という問題もあってちょっと考えなければなりません.

最終的には実マシンのbackupから本当の復元ができました.
仮想マシンの仮想ディスクは数十GBの実ディスク容量を専有しますから,無制限には残せません.

Debian実マシンをぶっ壊す (4) 実マシンも復旧

仮想マシンの仮想ディスクからの復旧に続き,実マシンからの復旧も成功しました.ただし,若干の紆余曲折がありました.

一年前のDebian Bullseyeのバックアップに最新のManjaroからchrootしてもgrub-install /dev/sda でエラーが出てしまいます.エラーはネットで調べればよく出てくる,

grub-install: error: unknown filesystem.

というやつです.ターゲットのkernelやfirmwareが古すぎるのが原因のようです.手っ取り早い解決策としては,ターゲットのDebianを先にbookwormにupgradeすればよさそうです.

このupgrade作業は幸いなことに,ターゲットのDebian bullseyeから可能でした.

bookwormにupgradeできたら,あとはgrub-installgrub-mkconfigで完了です.

教訓

まめにbuckupを取ろう.

マウントしてchrootした先.
元のマシンのkernelやfirwareが新しすぎる,とも言えます.

Debian実マシンをぶっ壊す (3) いちおう復旧

もとの実マシンでなく仮想マシンから持ってきたので,厳密な意味での “復旧” ではありません.しかし,Debianの実マシンが復活したので,広い意味での復旧ということにします

結局最終的に成功したのは,Manjaroの実マシンにDebianのパーティションを適当な場所(たとえば/mnt/hd)にマウントして,

root #mount --types proc /proc /mnt/hd/proc
root #mount --rbind /sys /mnt/hd/sys
root #mount --make-rslave /mnt/hd/sys
root #mount --rbind /dev /mnt/hd/dev
root #mount --make-rslave /mnt/hd/dev
root #mount --bind /run /mnt/hd/run
root #mount --make-slave /mnt/hd/run 

という具合にお膳立てしてから,

root #chroot /mnt/hd /bin/bash
root #source /etc/profile
root #export PS1="(chroot) ${PS1}"

として,さらにDebian実マシン用のEFIにしている/dev/sda1を/boot/efiにマウントしてから,UEFI+Grub2の手順にしたがって,EFIとGrubをインストールしました.

一年前の実マシンのバックアップからの復旧も試してみます.

このページの内容は固定ページに収録します.

利用した仮想マシンはもともと実マシンのクローンとして作成したので “復元” に近いといえます.

WAONポイントとTポイントの相互交換

知りませんでした.2023年4月から,WAONポイントとTポイントが相互交換可能になっていました.

週1〜2くらいウエルシアで買い物をします.TポイントとWAONポイントの両方が付きますが,使い勝手はTポイントのほうがいいです.

イオンクレジット発行のクレジットカードはイオンカードとカスミカードをもっています.イオンカードはどちらかというと銀行のマネーカードとしての位置づけで,クレジット機能や電子マネー機能はあまり使いません.ただし,月に1度クレジット払いをすることで月に1度送金手数料が無料になるシルバーステージに到達するのでそのためだけに利用しています.

カスミカードは水曜日と金曜日にカスミで買い物をすると5% offとなるので,これもほぼその目的のためだけに使用しています.

イオンカードとカスミカードの利用によるWAONポイントはどちらもひと月に数十ポイント(1ポイント=1円)がいいところです.

これらの小銭をなんとかまとめたいという話です.以前はカスミカードとイオンカードのWAONポイントはWeb上のサービスでまとめられたのですがいつの間にかできなくなって数年経ちます.

それがこの4月から,WAONポイントをTポイントに相互交換可能になっていると今日知りました.

iAEONアプリのマイページからポイント交換に進めばできます.事前の準備として当たり前ですがiAEONにWAONポイントを紐づけておくことが必要です

Tポイントの番号に関してはYahoo! Japanにログインすることで入力は不要です

交換のボタンを押してから15分くらいかかると説明書きがありましたが,5分後に確認したらTポイントに加算され,WAONポイントはなくなっていました.

より少ないイオンカードに付くWAONポイントについてはどうしようもないのでこれまでどおりスマホの電子マネーWAONアプリにチャージします.

この夢のような交換サービスはたった1年間の来年3月いっぱいで終わるそうです.たぶんTポイントとVポイントの統合が関係するのでしょう.残りの8か月間小銭をTポイントに集約したいと思います.

筆者はカスミカード付帯のWAONポイントを紐づけていますり.
これも当然Yahoo! JapanのアカウントにTポイントカードの番号を事前に紐づけてあることが必要条件です.